2022/12/31

大晦日の修理

年が明けたら車検だ。でも、1箇所だけ直さなくちゃいけないところがある。

FF車では避けて通れないフロントドライブシャフトのアウターブーツ切れ。こいつが切れてると車検は通らない。
ここでも過去何度も登場してる作業だけど、悩ましいのは、ちょっと面倒な純正ブーツに交換するか、簡単な二つ割ブーツに交換するかだ。

大晦日にドライブシャフトを抜いて、なんてことをしてるとご近所から変人に思われそうなので、今回は二つ割でちゃちゃっと済ませることにした。

205に流用できる二つ割ブーツとしては、以前廃番になってるようなことを書いてしまったミヤコ自動車製分割式ブーツ・M-502Gなんだけど、調べたら似たような寸法のブーツが統合されてM-502GTという型名で復活していた。逆に、その時代用したM-537Gは今はこのM-502GTに統合されちゃってて今はない。
そのM-502GTをアマゾンさんに発注したら、年末にもかかわらず見事翌日届いた。すごいなぁ。

今回切れたのは右側。直近では2016年に純正ブーツに交換してるけど、この時は左側だったから正しい順序だ。
タイヤを外して、ドライブシャフトから切れたブーツを撤去して(実はこれが一番大変な作業だったりする)、残ったグリスや飛び散ったグリスをできるだけきれいに拭い取る。
ここまでくればあとは取説に従って新しいブーツを被せていくだけだ。ただ205の場合、スペースが狭いから案外手こずる。

完成。
流用ブーツの場合、交換時にはショックアブソーバの下端がブーツに当たっちゃってるんだけど、これは心配無用。タイヤを取付けてジャッキダウンするとほんの少しだけどちゃんとクリアランスが生まれる。

2022/12/29

ありゃ?減速できないぞ!

お気に入りのあと付装備のひとつ=ワイヤー式オートクルーズコントローラ。高速道路移動が多いからなにしろ楽でホントによく使う。大半のクルマのアクセルが電動になってしまった今、ワイヤー式のクルーズコントローラは希少品だ。

今回も90km/hにセットして高速道路を快適に走行。目的のインターで出口車線に移り、いつものようにオートクルーズをオフ!・・・あれ?減速しないよ???アクセルペダルも踏み込まれた状態だ。以前の『恐怖!暴走プジョー』の時に比べれば加速しないだけまだましだけど、やっぱり焦るよ。

こうなると原因はひとつしかない。クルコンワイヤーの固着だ。
アクセルペダル上部に接続してあるクルコンのワイヤーを、手を突っ込んで揺すってみる。アクセルペダルが戻って無事減速した。

実はこうなることは薄々予想していた。
エンジンルームを這わせているワイヤーの、排気管の熱をモロに受けている部分が以前から錆びてモロけていたのだ。補強したりチューブを被せて保護したり、いろいろ手は打ってたつもりだけど、やっぱりもう限界だった。

いまさら部品なんて入手できないから、似たよなワイヤーを探してみる。オートバイの補修用アクセルワイヤーがいけそう。購入してみた。なんとかなりそうだ。

クルーズコントローラ本体側。取付ボルト部の径が違ったりするけど、まあそのへんはああしたりこうしたりといろいろ工夫して取付ける。

アクセルペダル側。こっちももちろんポン付とはいかないけど、新ワイヤーに付属している曲げパイプがいい感じでガイドになってくれて、旧ワイヤーよりかえって取回しはよくなった。

少し長めのワイヤーなので、今回はエンジンルーム内の取回しもなるべく熱を受けない位置に移動。おそらく、たぶん、きっと当面は大丈夫だと思う。。。

2022/12/18

凍える車内

 引き続きエンジンは絶好調だ。薄気味悪いぐらい調子がいい。
それはさておき、寒い。この季節だから外が寒いのは当たり前なんだけど、そうじゃなくて車内が寒いのだ。外気温がひと桁だと、高速道路を150kmぐらい走っても車内は20℃前後で頭打ち。これじゃ寒くて上着も脱げない。電気自動車ならまだしも、水冷エンジンの車であれば100℃近い温水で暖房するわけだから、全開でほっといたら30〜40℃ぐらいには簡単に上がるもんだ。なのに吹出口からは生ぬるい風しか出てこない。

まず疑うべきは例のあと付けの温度制御機構だけど、こいつは正常に動作している。室温が上がらないから常にヒータ全開状態に制御されている。
そうなるとヒータコアがふん詰まっててクーラントがろくに流れていないんだろう。コア内を洗浄してみようと思う。

エンジンルームに回って、邪魔になるエアフィルタボックスを外してから、ヒータのホースを引っこ抜く。
どうせ固着しててひと筋縄ではいかないだろうと覚悟してたら、あっさりスルッと抜けてくれた。拍子抜け。

ヒータが比較的高い位置にあるから、ホースを抜いてもクーラントもそれほど溢れ出てはこない。せいぜいコップ一杯分ぐらいだろうか。

ヒータ配管の片側にビニールホースを繋ぐ。普通に売ってる散水ホースがピッタリ合う。ホースの反対側は水道の蛇口に繋いである。水道圧で強制洗浄する作戦だ。

念のためヒータ配管の反対側にもテキトーな短いパイプを付けて、変な方向に水が飛ばないように対策。

準備ができたら水道から勢いよく水を注入する。

写真にはないけど、いきなり排水側からまっ茶色の汚い水が出てきた。弱々しい出方だったけど、しばらく流しているとブスブス言ってきれいな水が勢いよく出始まった。やっぱり詰まり気味だった模様。
しばらく通水したあと、ホースを入れ替えて今度は逆方向からも洗浄。

元通り戻して、クーラントを補充して試運転。
エンジンを始動して10分ほど、吹出口からちゃんとあったかい風が出てきた。明らかに効果はあったようだ。
完全に水温が上がるまでは試してないけど、外気温7.5の環境下でとりあえず室温は30℃まで上がったから良しとしよう!

2022/09/10

ボンネット手抜き塗装

2ヶ月ほど前からなぜか突然ボンネットの右前隅のクリア塗装がボロボロ剥がれてきた。クリア剥げなんてのはいわゆる『旧車あるある』なんだろうけど、場所が場所だけにここはやたら目立つぞ。
以前自分でスプレー塗装した時はクリア塗装なんてしてないけど、6年前の追突からの復活時にクリア塗装仕上げになったんだろう。

そんなわけで毎度おなじみマツダ・クラシックレッドの缶スプレーで塗装することにした(箱買いしてあるからね)。

ボディ塗装、昔はいろいろネットで調べて手順を踏んでやったものだけど、もう最近はいちいち手間はかけない。剥げたらまた塗りゃいいんだもん。
おもむろに荒目のサンドペーパーで表面をざっくり削り落として、最後#800のペーパーで平らにしたらシリコンオフで脱脂していよいよスプレー塗装。見映えに関わるからここだけは丁寧に薄くしつこく何度も重ね塗りしていく。
そして最後の仕上げ塗装。ここだけはスプレー缶をゆっくり動かして垂れないぎりぎりまで一気に厚塗りするのが長年で得たコツ。もちろん、仕上げのクリア塗装なんてのはやらない。また剥げてきたら嫌だからね。塗装はこれでおしまい。

1週間ばかり自然乾燥させてから、コンパウンドで磨き上げる。鏡面仕上げなんてのは目指してない。なんとなく景色が映り込む程度でいいと思ってる。
今回も剥げたクリアの段差が少しだけ残ってるけど、ぱっとなら見わからないぐらいには仕上がった。一応雲や電線が映り込んでるでしょ。

他もあちこちポツポツと剥げてきてるから、追々順次塗り直していきたいと思う。

2022/09/03

オートエアコン化計画・第三弾

 前回取付けたサーボモータ、軸の連結がイマイチで、やっぱり脱落してしまった。
そこでいろいろ改善。

まず、問題となった軸の連結は真鍮製のシャフトカプラを使ってネジでしっかり結合し直した。
また、270°角のサーボモータでは完全に軸を回し切れないことがわかり、300°角のサーボモータを回転角275°で使用することにした。これに伴ってサーボモータ本体も薄型のタイプを見付けたので変更。

で、せっかくコンパクトなサーボモータになったので、プラボックスも取りやめて剥き出しで取付けてみた。ごつい箱が貼り付いてるよりスッキリだよ。

さらに、今回採用したデジタル温度調節計にはもうひとつ温度センサを接続できるので、コンプレッサの吸入配管にも温度センサを取付けて吸入温度を表示できるようにした。これがわかればコンプレッサが液圧縮してないか、冷媒ガスが減ってないか等の見当が付けやすい。

この温度調節計の設定も涼しい夜に少し調整してみた。
いろいろやってみて、今のところ比例帯4%、積分時間100秒、微分時間20秒の設定で±0.5℃ぐらいの精度まで追い込めている。でもまだハンチング現象が残ってるから、もう少し寒くなってからさらに微調整したいと思う。・・・って、たかがカーエアコンで何を目指そうとしてるんだ、俺(笑)。

2022/08/11

オートエアコン化計画・第二弾

 前回セミオートエアコン化・第二弾をやったせいで、やりかけだった『オートエアコン化計画』を進める気分に火がついてしまった。やっぱり単なるコンプレッサのON/OFF制御じゃ物足りない。

このオートエアコン化については、苦労してArduinoのプログラムまで作ったのはいいけど、ダンパ駆動部分で壁に当たったままかれこれ三年近くストップ状態だ。そこで今回、思い切って発想を変えてみることにした。

ヒータのダンパを制御するんだったら、わざわざアクセスしにくい裏側のダンパのワイヤを引いたり戻したりするんじゃなくて、温度調整ダイヤル自体をサーボモータで直接回しちまった方が手っ取り早いんじゃなかろうか?

さらに、Arduinoのプログラムを勉強している中で、サーボモータの回転角度を電圧で自在に制御できることを学んだことから、これまた電圧出力ができる市販の温度調節計で制御してやればより簡単確実に実現できるんじゃないかと考えた。

まずはサーボモータと温度調整ダイヤルのジョイント方法を考えた。
(実験は実車ではなく、予備の空調パネルを使ってます)

ダイヤルの最低温度から最高温度までの回転角は270度。これを最大回転角270度のサーボモータで回してやることになる。

ダイヤルを引き抜くと、奥の方にDカット軸が現れる。

こいつを、軸の太さと同じ内径のプラスチックパイプを使って操作パネル面まで延長してみた。
Dカット軸側は、パイプにプラリペアを流し込んでDカット形状を成型。パネル面側も同様にプラリペアを流し込んで、柔らかいうちにサーボモータのローレット部分を押し込むことでぴったり合うギザギザを成型した。
これでサーボモータの回転で直接Dカット軸を回すことができるぞ。






次は温度調節計。仕事柄デジタル温度調節計なら各社扱ってきてるから、こんなもんすぐに選定できると思ってたけど、いやいや、これがけっこう難航した。なにしろDC12V電源のモノがない。国産はDC24Vばっかりだ。

Carel社製IR33B7LR20。電源DC12〜24V、入力PT1000等、出力0〜10V、PIDオートチューニング付、中古価格55ドル。円安で辛いけどこれほどスペックがぴったりのモノは他にないからゲット。






こいつの0〜10Vの比例出力電圧をArduinoに送り、サーボモータを制御する。但し、Arduinoのアナログポートは0〜5Vの入力しか受けられないから、0〜10V出力を10kΩの抵抗2本で1/2に分圧して入力。

バラックで組み立てて実験してみる。
アメリカ産の調節計は当たり前だけど取扱説明書が英語。。。解読から始まって初期設定が終わるまでにものすごく苦労したけど(苦笑)、うん、サーモを冷やしたりあっためたりするとちゃんと思った通りの動きをしてくれてるぞ。成功成功。

ただ、サーボモータがパネル面からかなり出っぱる。。。でもこればっかりはしょうがない。薄いサーボモータってどっかで売ってないかなぁ。

サーボモータ剥き出しなのもカッコ悪いと思い、温度調節計以外の部材(サーボモータ、Arduino nano、その電源用のDC12V→5V変換基板)を、ちょうどよさそうなサイズの透明プラケースを加工して押し込んでみた。うまいことぴったり収まってくれた。

これを空調パネルに組んでみたところ。うん、なかなかいいんじゃない?


動作に問題ないことが確認できたのでいよいよ実車に装着。

プラケースは透明のままでも単体であればメカっぽくてなかなかカッコよかったんだけど、実車ではあまりに目立つので艶消しブラックに塗装。それでもこのボコッと出っ張った小箱はお世辞にもカッコいいものではないな・・・。剥き出しでサーボモータを付けた方がスッキリしててかえってよかったかも。。。

温度調節計の方はおなじみの時計の位置に付けたかったけど、ちょっと大きくて収まらないから、とりあえず小物入れになってる1DINのオーディオスペースに貼り付けた。時計の位置には前回取り付けたコンプレッサのON/OFFサーモをそのまま残してある。

サーボモータの動作に従って冷風が出たり温風が出たりすることを確認。よしよし。
あとは肝心のPID制御の調整が必要なんだけど、この205の弱々エコアンだと今の時期のこの猛暑じゃフルで冷房しても室温がぜんぜん下がってくれないから調整にならない。せっかく完成したのに、本来の機能が確認できるのは涼しくなるまでまでおあずけだよ(苦笑)。

次の計画としては、これから冬に向かうことを考えてこのコンプレッサのON/OFFも自動制御してやろうと考えている。

(温度センサはこの位置だと室温とかけ離れちゃうので、その後助手席のグローブボックス横に移設してます)

2022/06/25

セミオートエアコン化・第二弾

3年ほど前に始動した、再熱ヒータをPID制御しようという『オートエアコン化計画』は、ミックスダンパのワイヤー駆動方法でつまづいて現在のところ設計停滞中。

今回は、それより遙かに以前の15年前に取付けてその後外してしまったコンプレッサON/OFFサーモ化(左写真・当時)の復活だ。

というのも、梅雨真っ只中の先日、開通したばかりの新東名・新秦野〜伊勢原JCTを走行中に不快を感じたことがきっかけ。
神奈川県では有名な『ヤビツ峠』を夏に通ったことがある人は、丹沢山地の夏の涼しさをご存知だと思う。新東名・新秦野〜伊勢原JCT区間の大部分はその地下をトンネルで抜けていくんだけど、そんな丹沢山地の地下だけあってトンネル内はこの季節でもすごく涼しい。ところが、明かり区間に出ると途端に盆地らしい気候に戻って一気に気温が上昇する。
その日は雨の夜だったんだけど、トンネル外では25℃以上あった外気温がトンネル内では一気に20℃ぐらいまで下がった。エアコンのコンプレッサONのままではさすがに寒い。オートエアコン化計画が完成すればこんな悩みはなくなる予定なんだけど、とりあえず急場しのぎで今回はON/OFFサーモを復活させることにした。

以前外してしまった純正時計リプレイスタイプの自作サーモユニット(左写真・当時)は、久しぶりに押入れから引っ張り出してきて電源を入れてみたけど、保管状態が悪かったのかうまく動作してくれない。

そこで、別の目的で買い置きしてあったデジタルサーモを使うことにした。冷却・加熱モード切替から上下限設定、ディファレンシャル、遅延タイマー設定まで可能な多機能サーモスタット。これがamazonでなんと1個900円ぐらいで売られてる。すごい時代になったもんだ。

取付け位置は前回同様純正時計の位置。あてがってみたらサーモ本体の上下のサイズが時計の小窓よりほんのちょっぴり大きかったんだけど、窓をほんの少し削ったら見事に嵌まってくれた。上段が現在温度、下段が設定温度、上の方に伸びてるのが室温を検知するサーミスタ。

組込完了。
配線は12V電源とサーモ接点の4本だけ。12V電源は時計位置のすぐ下に来ているカーステ用アクセサリ電源から分岐。サーモ接点はこれまたすぐ上のエアコンスイッチ接点に直列にかませた。エアコンスイッチONかつサーモONでコンプレッサが入る仕様だ。

で、せっかく完成したのに梅雨が明けたかのような猛暑到来。205の弱々エアコンでは当面サーモOFFなんてしそうにありませーん(泣)。

2022/06/11

ヘッドユニットの位置変更

ようやく使い慣れてきたAndroid Head Unit。この位置への取付けは我ながらうまい考えだと自画自賛してたんだけど、しばらく使ってるとやっぱりいろいろ不満が出てきた。

ひとつは、シフトレバーをパーキングからシフトチェンジする時に画面の下端にいちいち手が当たること。一応指が入るだけのクリアランスは確保してあるんだけど、毎度のことだから気になる。

そして一番の不満は、画面の位置がいくらなんでも下過ぎること。せっかく安全運転のために大きな画面にしたのに、ナビを見るために顔は完全に下を向かなくちゃなんなくて、これまた危険極まりないのだ。

何かいい方法はないかと探したら、このタイプのヘッドユニットをダッシュボード上に設置するための汎用ケースがあることがわかった。もちろんMade in Chinaなんだけど、日本円で二千円ちょっとという安さ。こいつをエアコン吹出口の上に取付けてやろうじゃないか。






メーターフードのエアコン吹出口の上部を、ケースがぴったり収まる形にガリガリ切り取る。これまで何度も割れては接着して補修してる部分だから、こうして加工することに最近はもうあんまり抵抗がなくなってる。

装着。
あと付け感はあるけど、今までの取付け方を考えたらまあ許せる範囲かな。
(→その後、さらにガリガリ削ってもう少し真ん中寄りに移動してます)
実際に運転してみると、視線移動が少なくてこれがもう実に見やすい!成功成功!

反射して見にくいけど、外から見るとこんな感じ。安っぽいプラスチック感が悔しくも205にはかえって合っている。

ただ、ちょっと心配なのは車検だ。フロントガラスの視野に完全に入り込んじゃう。今後の課題は、簡単に脱着できる構造を考えることかな。




(→その後、このままで無事車検は通過した。クルマ屋の大将によれば「きちんと固定されててフロントガラスに干渉してなければまず大丈夫」とのこと)

2022/03/03

ドアハンドルをグレードアップ

以前無理やり取付けたドリンクホルダー付ニセモノドアハンドル。これが意外にも使い勝手がよくて超便利!飲み物から小物まで何でも手元に置けるのは実にありがたい。

ただねぇ、見た目があまりにもみすぼらしいんだよねぇ。
宣伝文句には「高級感あふれるレザー調素材」なんて書いてあったけど、プラスチックの本体にレザー柄がプリントされたペラペラのシートがぐるっと一周両面テープで貼り付けてあるだけっていう、なんとも悲しくなるような商品。

そこで、もう少し見た目を良くしようといろいろ手を加えてみた。
自慢の「高級感あふれるレザー調素材」はキレイさっぱり剥がして、あらためて例のストーン調スプレーで塗装。
ドリンクホルダー部分には見た目もいい2本置けるタイプをネジ止め。
さらに、手をかける部分にウレタン製の保護クッション材を貼り付けてみた。

そして、出来上がったのがこれ!じゃーーーん!

どうよ、なかなか良くない?
元々のボテっとした武骨なドアハンドルよりも合ってるような気がする、ってのはちょっと言い過ぎかな(苦笑)。

2022/01/30

ガラスの(ように割れる)プラスチック

205にお乗りの方ならこの写真がどこなのかすぐお判りかと思う。そう、空調操作パネルの両側です。
ここ、本来ならプラスチックの枠組みがあるはずなんだけど、とっくの昔に割れ落ちてスカスカ状態。で、センターコンソールパネルはここにネジ止めされてるものなんだけど、ネジを受ける相手側が割れちゃって存在しない状態だから、パネルはなんとかうまいこと引っ掛かってぶら下がってるだけだったのだ。

これまでもプラリペアやら瞬間接着剤なんかを使っていろいろこねくりまわして何度も修復してみてたんだけど、右も左ももう限界。

とりあえずこのスカスカ部分に市販の15mm幅のステー金具を加工して塞いでみた。我ながらいい考えだ。
コンソールパネルが被っちゃえば見えない部分だから見栄えなんてのは気にしない気にしない。

で、そのコンソールパネル自体ももうあちこち割れては接着剤で修復を繰り返してるからボロボロ。ざっくりパテ埋めしてサンドペーパーをかけて塗装した。
うん、これぐらいならとりあえず見栄えは悪くないぞ。

このところこんな内装プラスチックの塗装に活躍してるのがこれ。
ストーン調スプレーの艶消しブラック
普通のカラースプレーよりちょっぴりお高いけど、塗料に細かい砂が混ざっていてザラつき感のある仕上がりになる。メーターフードと併せて塗装すると一体感も出るし、ザラザラした古臭い仕上がりもポンコツ車の内装には合ってると思う。






さあ、きれいになったセンターコンソールパネルの取付けだ。
穴あきプレートのネジ穴とパネルのネジ穴を合わせて、タッピングビスを揉み込む。
ピシッ!
嫌な音が響いた。あああ、今度はパネルのネジ部分がポッキリ割れちゃったよ。

・・・結局オモテからネジを揉み込んで止めるっていう見栄えもへったくれもないカタチで決着(苦笑)。全然ダメじゃん。
もっとも、ステー金具がなかったらそのネジもスカスカで効かなかったんだけどね。

そしてさらに悲劇は続く。
ついでにメーターフードも塗装して乾かしてたら、風に飛ばされてあっという間にご覧の通りバラバラに砕け散りました(号泣)。経年劣化した205の内装プラスチックはガラスより割れやすいぞ。

さすがにここまで割れちゃうともう手の施しようがないから、押入れにとっておいた中古品に交換。持つべきものは中古部品だ。

結局今回は全然参考にならない失敗話ばかりでスミマセン。。。

2022/01/08

ヘッドユニットで遊ぼう!

新Android Head Unit、まだまだいろいろいじるところがあって楽しい。1週間ほど使ってみて、そりゃもちろん予期しない動作をしたり突然GPSを見失ったりなんてことも起こるけど、これまでの7インチに比べたら確実に2年の進歩を感じる。動き自体は圧倒的にサクサクしてるし音も画像もきれいだ。これだけで三ヶ月は飽きずに遊べるんじゃないかな。

手持ちのスマホはiPhoneだからAndroid端末のことはよくわかってなかったけど、ネットに溢れているAndroidスマホの便利な使い方やおすすめアプリなんかの情報が普通に参考になる。『開発者向けオプション』なんて裏ワザみたいな設定、厳重なApple監視下のiPhoneユーザーは聞いたこともないぞ。

とりあえず標準の起動画面をやめて、以前の7インチの時に作った壁紙画像をベースに新たにレイアウト。Nova Lancherというサードパーティのランチャアプリを使っている。

音楽アプリもプレインストールされてるやつは使いにくいので、7インチで使い慣れたPowerampというアプリに替えた。

さらに、禁断の開発者向けオプションを利用して、Yahoo!カーナビとADASカメラ画像を並べて表示できるようにしてみた。カメラ画像がびよーんと縦長になっちゃうのがちょっと気に入らないけど、普段走ってる時はこの組合せ画面が便利な気がする。





今のところ問題は、

1.時々GPSを拾わなくなる(で、いつの間にか復旧してる)。
2.Yahoo!カーナビを音声操作した時の返事の声がくそデカい(ビックリする)。
3.ラジオを聴いてるとADASの警告音が鳴らない(音楽を聴いてる時は大丈夫)。

と、こんなところかな。
GPSの問題は、ネットで調べてみるとどうもGPSアンテナ自体の感度に問題があるような書き込みが多い。手持ちの別のアンテナに替えてみようと思う。

(→後日、GPSアンテナを交換したらすっかり良くなりました)

2022/01/02

新Android Head Unitの新装備

年末に入れ替えた最新のAndroid Head Unit(以下『ヘッドユニット』と呼ぶ)にはSIM対応の他にもまだまだ新機能がある。

別途三千円ぐらいの専用カメラと無料アプリのインストールが必要なんだけど、これだけでドライブレコーダ(海外では『DVR』と呼ぶらしい)の機能が加わる。しかも、このDVRアプリを無料バージョンアップすると今自動車業界では話題の中心の『ADAS』(先進運転支援システム)機能が付加されるという驚きの宣伝文句!

ADASといえば自動走行システムに関連する最新技術だ。そんなモノが、この30年前のポンコツプジョーで実現できるわけがない。と、かなり疑いながらも実は宣伝に釣られて本体と一緒にこの専用カメラも買っちまってた(苦笑)。で、この正月休みを使って試してみようという計画。

専用カメラはフロントガラスに強力両面テープで貼り付けるだけ。このカメラにマイクロSDカードを挿し込む(説明書も何もないからこれに気付くのに半日かかった)ことでドライブレコーダとして機能する。カメラからはUSBケーブルが一本出ていて、これをヘッドユニットのUSBコネクタに接続することで、カメラへの電源供給と撮影画像のモニタリング、各種設定を行う。

なかなかスマートな形状をしてて、外から見ても後付け感が少ない(両面テープがカッコ悪いけど)。

せいぜい3インチ程度のモニタしか持たない単品のドライブレコーダと比べて、圧倒的に大きな9インチの画面でモニターや設定ができるのは実際ものすごくラク。ただ、衝撃センサのようなものは搭載していない(ようだ)。何か証拠映像が必要な事態が起きたら、ヘッドユニットの画像ロックボタンをタッチすることで、その時の録画データが上書き録画ループから外されて保護されるような感じなんだと思う(説明書がないからこの辺りはよくわからない・・・)。まあ、そんな非常事態の中じゃロックボタンなんて押すの忘れそうだけど。。。

では、いよいよ半信半疑のADAS機能の追加だ。ハードの追加は不要、必要なのはDVRアプリのバージョンアップだけだ。

バージョンアップされたアプリを起動すると、設定メニューの中にドライブレコーダ設定に加えてADAS設定が加わっている。ワクワクどきどき。

左の写真がADASの設定画面。

下にスクロールすると左の写真となる。

ざっくり結果から言うと、クルマ側を自動操作するような先進的なことは当たり前だけど一切できなくて、運転手に対して「前車に接近してること」「前車が発進したこと」「車線から外れそうなこと」の三つを警告音で知らせるだけの機能だとわかった。

実際の走行画面。
現在の走行車線を自動的に検出して青く表示してくれる。
そして、よく見ると対向車が枠で囲まれて距離が表示されている。

たださぁ、、、これ、面白い機能なんだけどさぁ、走ってる最中にこの画面見て「あっ、対向車が12mまで近付いてる!気を付けなくちゃ!」なんてことがあるかねぇ。。。たぶん、この画面見てるうちにぶつかっちゃうよ(笑)。
しかも、こうして実際に走ってみるとどうも常に同じように検知・警告してくれるわけでもない。まだまだAIが幼いのか黒いクルマや箱型の大型トラックなんかは認識しづらいみたい。

こちらは前車接近警報機能。前車に近付くとレーン表示が青から黄色に変わり、さらに接近すると赤に変わって盛大な警告音が鳴る。時速何キロでどれだけ近付くと何色になるのかはよくわからない。。。

おそらく一番実用的なのは車線逸脱警報だ。実際に路側帯に寄ってみたところ、ラインを踏むギリギリの位置でレーン表示が赤に変わってちゃんと警告音がけたたましく鳴った。

ただこの警告音、ちょっとだけ問題があって、ラジオを聴いてるとと鳴らない。。。警告音よりラジオ音声が優先されちゃう。何か設定があるのかもしれないけど、今のところわかってない。ちなみに音楽再生中はちゃんと割り込んで鳴ってくれる。

前車発進警報はまだ一度も鳴ったことがない。。。ホントに機能があるんだかどうだか怪しい。
(→その後、鳴ってないと思っていた前車発進警報は、他のけたたましい警報音とは違っておとなしく「ポーン」という音が一発だけ鳴ることがわかった)


そしてもうひとつ、新機能がある。
バックカメラ作動時に表示されるガイドラインが調整できるのだ。普通の後付け汎用バックカメラでもガイドラインが表示できる物はいくらでもあるけど、しょせんイイカゲンなラインだから目安にもならず、実際には表示を消して使ってる人も多いと思う。

ところがこいつは6項目にわたって調整できるから、取付けたバックカメラの特性にかなり合わせることができる。もちろんイマドキのクルマみたいにハンドルを切ったらそれに連動して動くようなことはないけど。

使い物になるとわかればちゃんと調整したくなる。でも、ピチッとやろうとするとバックカメラがど真ん中にあった方がいい。広角レンズだからちょっとズレてるだけでも結構歪む。
新年早々バックカメラを取り付け直した。

205のリアバンパの場合、前回取付けたバンパ直付けタイプのカメラだとど真ん中には付けられない(ど真ん中にはバンパ取付ネジ(?)があるため)。部屋に転がってる取付金具式のバックカメラを使うことにした。

邪魔なネジを跨ぐように取付金具を曲げて加工。

ネジを跨いでバンパど真ん中にバックカメラ装着完了!

ど真ん中!
ガイドラインを細かく調整して完成。これはわりと実用的かもしれない。