2010/10/23

とうとうオルタネータが故障

走行中にチャージランプがぼんやり点灯し始め、やがてバッテリの電圧がどんどん下がっていった。
そう、ついにその時が来たのだ!オルタネータの故障だ!
・・・いや、決して待ってたわけじゃないけど(苦笑)、正直17万kmもの長い間よくノーメンテナンスでもってくれたと思う。
オルタネータ自体はボルト三ヶ所を外すだけで(奥のエンジン側の1本は緩めるだけ)比較的簡単に外れる。
外したオルタネータ。三菱電機製80Aタイプ。妙にキレイに見えるのは、こないだペンキで塗ったから(^_^;。
果たして直せるのかどうかわかんなけいど、まあ最悪中古品と交換しちゃえばいいからドライバとプラハンマーとタガネを使ってとにかくさっさとバラしていく。そんなに難しい構造じゃないから、外枠の長ネジ三本を外したらあとはプーリ側の1/3を少しずつ分割していくだけだ。
ステータ部分の分割。プラスとマイナスの端子のネジをそれぞれ外側と内側から外して、ステータ配線を中継している端子板の固定ネジ4本を外す。が、この4本、ステータが邪魔しててえらく外しにくい。8mmの小さなスパナでチマチマと外したけど、おそらくステータを外してからやるのが正統な方法なんだろな。
オルタネータは無事三分割に。
一番疑わしいのがこのブラシ。うーん、けっこう減ってるみたい。
外したブラシ。プラス側(右)はまだ何とかなりそうだけど、マイナス側(左)がかなりヤバい状態だった。減り方もきれいな円弧状じゃないし摺動面にも大きな傷が入っていた。おそらくこれが発電しない原因だろう。
で、新しいブラシはどうするか。。。もちろん手持ちなんてない。
三菱電機系列の会社に勤めてるから普通に考えれば何か入手ルートがありそうなもんなんだけど、自動車部品関係は事業部が全く違うからまったくお付き合いがない。これだから大企業の縦割り体質は困る(苦笑)。
仕方ないから古いブラシとノギスを持って近くのホームセンターに。
電動工具売場にある交換用ブラシの中から似たようなサイズのモノを探してみたところ、写真下のリョービの電動工具用“607BF”というブラシが寸法的に何となくいい感じだったのでこれに決定。
ブラシのリード線は純正品の場合ハンダ付けだけど、ブラシハウジングの構造を見る限りこのリョービの新しいブラシをスプリングごとそのまま放り込むだけでも大丈夫そうだ。実際、テスターでもチェックしたけど放り込んだだけでちゃんと導通している。

ブラシを交換したら再組立てなんだけど、ローター部を差し込む際、出っ張っているブラシを一時的に引っ込めてやらなくちゃいけない。
写真がピンボケだけど、この穴に細い六角レンチを突っ込むとうまいことブラシを引っ込めておくことができるようになっている。
組み上がったオルタネータ。
せっかくだから汚れても目立たないように真っ黒に塗ってみた(苦笑)。
車体に装着。
エンジンをかけてみる。11.1Vしかなかった電圧は一気に13.7Vまで上昇!間違いなく発電してくれてるぜ!
エンジンを止めてかけ直すと最初数秒ばかり発電しないことがあるけど、これはまだブラシの接触面が馴染んでないからだろう。

町内を一周してきてからエンジンを止めてベルトの張りを調整。あとは弱ったバッテリを補充電すれば無事完全復活。今週末はお天気もいいみたいだし、思う存分走り回れるぜぃ!

2010/10/11

壊れたAT分解

春に交換してから軒先にずっと放置してあった壊れたATを分解してみることにした。
内部のクラッチ類を次々に外していく。
このあたりは特に問題はなさそう。
プラネタリギアを取出した。
ありゃりゃ、こりゃひどいよ。
ご覧のとおり、ギアの歯が傷だらけ。写真には写ってないけど、完全に欠けちゃってる歯もあった。
おそらく、ATパンに落ちていた金属片が噛み込んでいたんだろう。
ここまで破損した部位はなかったから、金属片の発生源はこのさらに奥のローラベアリングだと思われる。
が、ここから先がどうしても分解できない。あらためて次回、英語マニュアルを解読しながらバラしてみようと思う。