2022/01/02

新Android Head Unitの新装備

年末に入れ替えた最新のAndroid Head Unit(以下『ヘッドユニット』と呼ぶ)にはSIM対応の他にもまだまだ新機能がある。

別途三千円ぐらいの専用カメラと無料アプリのインストールが必要なんだけど、これだけでドライブレコーダ(海外では『DVR』と呼ぶらしい)の機能が加わる。しかも、このDVRアプリを無料バージョンアップすると今自動車業界では話題の中心の『ADAS』(先進運転支援システム)機能が付加されるという驚きの宣伝文句!

ADASといえば自動走行システムに関連する最新技術だ。そんなモノが、この30年前のポンコツプジョーで実現できるわけがない。と、かなり疑いながらも実は宣伝に釣られて本体と一緒にこの専用カメラも買っちまってた(苦笑)。で、この正月休みを使って試してみようという計画。

専用カメラはフロントガラスに強力両面テープで貼り付けるだけ。このカメラにマイクロSDカードを挿し込む(説明書も何もないからこれに気付くのに半日かかった)ことでドライブレコーダとして機能する。カメラからはUSBケーブルが一本出ていて、これをヘッドユニットのUSBコネクタに接続することで、カメラへの電源供給と撮影画像のモニタリング、各種設定を行う。

なかなかスマートな形状をしてて、外から見ても後付け感が少ない(両面テープがカッコ悪いけど)。

せいぜい3インチ程度のモニタしか持たない単品のドライブレコーダと比べて、圧倒的に大きな9インチの画面でモニターや設定ができるのは実際ものすごくラク。ただ、衝撃センサのようなものは搭載していない(ようだ)。何か証拠映像が必要な事態が起きたら、ヘッドユニットの画像ロックボタンをタッチすることで、その時の録画データが上書き録画ループから外されて保護されるような感じなんだと思う(説明書がないからこの辺りはよくわからない・・・)。まあ、そんな非常事態の中じゃロックボタンなんて押すの忘れそうだけど。。。

では、いよいよ半信半疑のADAS機能の追加だ。ハードの追加は不要、必要なのはDVRアプリのバージョンアップだけだ。

バージョンアップされたアプリを起動すると、設定メニューの中にドライブレコーダ設定に加えてADAS設定が加わっている。ワクワクどきどき。

左の写真がADASの設定画面。

下にスクロールすると左の写真となる。

ざっくり結果から言うと、クルマ側を自動操作するような先進的なことは当たり前だけど一切できなくて、運転手に対して「前車に接近してること」「前車が発進したこと」「車線から外れそうなこと」の三つを警告音で知らせるだけの機能だとわかった。

実際の走行画面。
現在の走行車線を自動的に検出して青く表示してくれる。
そして、よく見ると対向車が枠で囲まれて距離が表示されている。

たださぁ、、、これ、面白い機能なんだけどさぁ、走ってる最中にこの画面見て「あっ、対向車が12mまで近付いてる!気を付けなくちゃ!」なんてことがあるかねぇ。。。たぶん、この画面見てるうちにぶつかっちゃうよ(笑)。
しかも、こうして実際に走ってみるとどうも常に同じように検知・警告してくれるわけでもない。まだまだAIが幼いのか黒いクルマや箱型の大型トラックなんかは認識しづらいみたい。

こちらは前車接近警報機能。前車に近付くとレーン表示が青から黄色に変わり、さらに接近すると赤に変わって盛大な警告音が鳴る。時速何キロでどれだけ近付くと何色になるのかはよくわからない。。。

おそらく一番実用的なのは車線逸脱警報だ。実際に路側帯に寄ってみたところ、ラインを踏むギリギリの位置でレーン表示が赤に変わってちゃんと警告音がけたたましく鳴った。

ただこの警告音、ちょっとだけ問題があって、ラジオを聴いてるとと鳴らない。。。警告音よりラジオ音声が優先されちゃう。何か設定があるのかもしれないけど、今のところわかってない。ちなみに音楽再生中はちゃんと割り込んで鳴ってくれる。

前車発進警報はまだ一度も鳴ったことがない。。。ホントに機能があるんだかどうだか怪しい。
(→その後、鳴ってないと思っていた前車発進警報は、他のけたたましい警報音とは違っておとなしく「ポーン」という音が一発だけ鳴ることがわかった)


そしてもうひとつ、新機能がある。
バックカメラ作動時に表示されるガイドラインが調整できるのだ。普通の後付け汎用バックカメラでもガイドラインが表示できる物はいくらでもあるけど、しょせんイイカゲンなラインだから目安にもならず、実際には表示を消して使ってる人も多いと思う。

ところがこいつは6項目にわたって調整できるから、取付けたバックカメラの特性にかなり合わせることができる。もちろんイマドキのクルマみたいにハンドルを切ったらそれに連動して動くようなことはないけど。

使い物になるとわかればちゃんと調整したくなる。でも、ピチッとやろうとするとバックカメラがど真ん中にあった方がいい。広角レンズだからちょっとズレてるだけでも結構歪む。
新年早々バックカメラを取り付け直した。

205のリアバンパの場合、前回取付けたバンパ直付けタイプのカメラだとど真ん中には付けられない(ど真ん中にはバンパ取付ネジ(?)があるため)。部屋に転がってる取付金具式のバックカメラを使うことにした。

邪魔なネジを跨ぐように取付金具を曲げて加工。

ネジを跨いでバンパど真ん中にバックカメラ装着完了!

ど真ん中!
ガイドラインを細かく調整して完成。これはわりと実用的かもしれない。

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