2008/11/24

液晶ならやっぱりシャープ(笑)

ナビ表示用に付けていた中古ルームミラーモニタが壊れた。画面が白黒になった上、垂直方向にズレてしまう。コンポジット信号の受入れ許容幅が狭いのか、以前にも入力するビデオ信号によっては二重映りしたりちらついたりすることもあっりして、どうもあまり良質な商品ではないようだ。

そこで、この際だから内部のモニタ回路をそっくり入れ替えることにした。手頃な液晶パネルはないものかとネットを探し、秋葉原で入手してきたのが4.3インチ液晶キット。元々が5.6インチだからちょっぴり小さいけど、シャープ製の液晶だ、きっといいに違いない(笑)。

作業自体は難しいことではない。ミラーモニタをバラし、なんでもいいからこの中に新しい液晶ユニットを無理やりブチ込めばいいのだ(笑)。






しかし、神はまたも試練を与えてくれた。当然だが、新しい液晶キットはそもそもこんな平べったい限られたスペースに取付けられるように考えられているわけじゃない。

新しい臓物がキッチリ収まるようにミラーモニタのケース内の邪魔な突起やら仕切板やらを切り落し、液晶コントロール基板から余計と思われる部品や配線を外し、とりあえず組込んでみたけどうまく入らず再び部品の位置を変えたりしてなんとか再び収めて、試しに通電してみたら今度は必要な部品まで外していたことに気付いてまたも振り出しに戻って、、、と、他にもいろいろやったが忘れてしまうほどの悪戦苦闘(笑)の末、ついに完成。「作業自体は難しいことではない」なんて言ったのは誰だっ!

液晶パネルがひと回り小さくなったのでミラーガラスの素通し部分の外周を裏からマスキングをかけて黒く塗装。新しい液晶のサイズぴったりに窓を作った。

マスキングを剥がして表から見たところ。こうして見ると元々のミラー部分とかなり色が違うけど、車載状態ではほとんど境目はわからない。

故障した液晶モニタの機能回復が目的だから当たり前なんだけど、苦労したわりに見た目が何にも変わってないのが悲しい(笑)。ただ、今回は液晶ユニット側にコンポジット入力の他にS端子入力があったのでこっちに変えてある(ホントは生のRGB信号で入力したかったのだがうまくいかなかったf^_^;)。実は人知れず画質が向上しているのだ(自己満足)!

そしてさらにもうひとつの密かな改良点がミラーモニタ下面に付けられた赤外線受光部だ。本チャンの加工に疲れ果てたため、単に受光素子そのものを剥き出しのまま両面テープで貼付けてあるという手抜き作業ではあるが(笑)、この加工のおかげで今まで反応がイマイチだったロータリーコマンダーからの操作がより確実になったのだ。

というのも、このロータリーコマンダーの赤外線発光部は、取付位置が異なるオーディオとミラーモニタの両方に信号が送れるようにとATシフトレバーの横に付けてある。ところが、これまでのミラーモニタは受光部が正面にあったため下方向からの信号が非常に受けにくく、反射光が受けられるようにと受光部にプリズム状のアクリル材を付けたりしてしのいでいたが、どうも動作が不安定だったのだ。
今回受光部をミラーの下面に付けたことによって発光部のほぼ正面に受光部がくるという理想的な配置になった。

早速205に取付けてナビを表示。うん、さすがS端子画像、実に美しい(思い込み(笑))。しかも画面サイズは以前よりひと回り小さいのにハッキリクッキリ見やすく感じるのはやっぱりシャープ製液晶のなせる技なんだと思う。

【おまけ】
余ったコンポジット入力端子には密かに(←今回はこの「密かに」がやたら多い(笑))近所のカー用品店で現品限りの叩き売りをしていた格安ワンセグチューナをつないでみました\(^o^)/。・・・が、我が家は山間部なので2局しか映りません(笑)。

今回の配線の覚え書き。…但し、、、途中で紆余曲折あったからこの通りじゃない可能性もかなりある(笑)。

【おまけ2】
安かったのでついでに買ってきたジャンク液晶パネル(実は大き過ぎてミラーには収まらなかったf^_^;)。とりあえず使い道がないので、ころがってた段ボール箱に入れて(笑)簡易モニタに。製作時間15分、使った工具はハンダごてとカッターナイフ、荷造テープだけ(笑)。一応側面にはスピーカも貼付けてあるからビデオ鑑賞やゲームなんかに使えるぜぃ!