2010/07/31

新車の装備に負けるな!

以前、ガソリン高騰の折にネットで見付けてマネして自作した燃費計。ナビ画面を切換えて表示するのはなかなかマニアックでよかったんだけど、結局めんどくさくて切換えることなんかほとんどなくて(笑)、そんなものを付けていたことさえ忘れかけてた矢先にひょんなことからネットで発見したのがこちらモンタブロスさんが設計した燃費計
以前燃費計を取付けた時は、その後しばらく1チップマイコンの凄さに魅了されて関連書籍やらプログラマやら買い込んでいろいろ勉強はしてみたけど、しょせん若い頃にマイコンに乗り遅れてロジック回路までの知識しか持ち合わせていない私にとってはハードルが高すぎたようで、せいぜいLEDをピカピカ点滅させる実験あたりが限界であっさり挫折f^_^;。
そんなワケのわかんない1チップマイコンにこれだけの機能を盛り込んでしまったモンタブロス氏はすごいm(_ _)m!

氏がネットで販売している部品一式を購入してさっそく作ってみた。写真の基板の大きさは名刺大。豊富な機能に対して部品点数も少なく実にコンパクト。これに16文字×2行の液晶パネルと操作用の押しボタンスイッチ2個を接続する。
この液晶パネルの取付場所、いろいろ考えたけど、どうせなら最近のクルマみたいにメーターパネルに内蔵してみたいという欲望がムラムラと湧いてきて、気付いたらもうメーターパネルをバラしていた(笑)。うはは、タコメータの下の方が無駄に空いてるじゃん。
もう止まらない。気付いたらタコメーターもバラバラになっていた(苦笑)。18年目のポンコツ車となればもう何でもアリだ。
液晶パネルの寸法に合わせてためらいもなく文字盤をカット。もしダメだったら黒のマジックペンで塗っとけ(笑)。

文字盤裏のプラスチック板は透き通ってるから開口せずにそのまま残した。
液晶パネルを埋め込むにはメーターパネルのボディ側のスペースが少々足りなかったけど、ルーターやらヤスリやらニッパやらを総動員して邪魔になる部分を全部削り取った。もうどうせ後には引けない(^_^;。
 結果、ご覧のとおり文字盤の窓にピッタリ合う位置に無理やり装着!
文字盤裏のプラスチック板がオレンジ色だったから、液晶パネルは付属していたモノではなく、文字=黒色・バックライト=オレンジ色の液晶パネルを使用した。ただ、そのままじゃ見栄えが悪いから偏光板を取替えて白抜き文字になるように改造。
液晶パネルへの配線(太い方)はメーターパネル裏の空いてる穴から引き出した。
燃料消費状態と燃料カット表示用のLEDもメーターパネル内に取付けることにしたので、この配線(細い方)も別に穴を開けて取出し。
これらの配線は今後メーターパネルを外す場合を考慮して14ピンのコネクタで中継することにした。
基板はプラスチックケースに収納してダッシュボード内へ。クルマ側から接続する電源や車速パルス、インジェクタ信号は以前の燃費計に接続していた配線があるからそのまま流用。
2個の操作用押しボタンスイッチは運転席側のエアコン吹出口下にドリルで穴を開けて装着した(ちょっと右下がり(苦笑))。
すべての配線を接続していよいよ試運転。
うん、なかなかいい感じじゃん(^_^)。
車速パルスもインジェクタ信号もちゃんと取り込んでるようだから問題はなさそうだ。
あとは各種係数の設定をしなくちゃなんないけど、今のところガソリンがまだいっぱい残ってるからこれから時間をかけてやっていこう。

2010/07/25

クソ暑いっていうのに時々サボるエアコン

まだどこからか多少はガス漏れしてるものの一応ちゃんと使えてるエアコンなんだけど、どうも気になることがあった。順調に冷えてると思うと突然コンプレッサの電磁クラッチがOFFになって送風状態になっちゃう。
R12の回路に無理やりR134aを入れてるから、最初はきっと保護用の圧力スイッチが早めに作動しちゃうんだろうと思ってた。ただおかしいのは、そんな時にブロアの風量調整を弱くしてやるとなぜかカチン!とクラッチがつながり復活する。ブロアの風量調整回路とコンプレッサの電磁クラッチ回路は独立してるから本来ならあり得ない現象。圧力スイッチも、調べてみればクラッチOFF状態の時もちゃんとONになっている。

それではと、電磁クラッチONの状態でクラッチにかかる電圧を測ってみた。
「げげげっ、8.15V!?」
なんだよこの中途半端な電圧!?本来なら12Vだろうが!おそらくクラッチが動作するかしないかギリギリの電圧だろう。


うん、だんだんわかってきたぜ。最初はこの8Vちょいの電圧でなんとかONしているクラッチだけど、何かの拍子にほんのちょっと電圧が下がると保持できなくて切れちゃうのだ。で、そんな状態でブロアの風量調整を弱めてやると、アクセサリ回路全体の消費電力が下がるから若干でも電圧が上昇して再びクラッチがギリギリONする。
要は、ヘッドライト回路やらセルモータの例と同様、室内のA/Cスイッチから圧力スイッチ、クラッチへと延々引き回されている配線の電圧降下のイタズラってことだ。

根本的に解決するには配線の引き直しが正解なんだけど、さすがにそんなことを始めたらエアコンが必要な季節は過ぎちゃうだろう(苦笑)。ここは対処療法としておなじみのリレー増設で切り抜けることにした。果たして8.15Vで定格12Vのリレーコイルが励磁してくれるかどうか心配なところだったけど、クラッチ側の配線を外した状態で解放電圧を測ってみたら10.5Vほどあった。これならたぶん大丈夫だ。

コンプレッサのクラッチ配線をコネクタの手前でぶった切り、一次側を増設したリレー(左写真・黄○)のコイルに接続。さらにバッテリから分岐して引き出した配線をこのリレーの接点経由でぶった切ったコネクタに接続して完了。



エンジンを始動してA/CスイッチをON。カチン!以前より明らかに力強い音でコンプレッサの電磁クラッチが入った。これでこの猛暑も快適に乗り切れるぜ。