2012/06/24

信号待ちでエンスト

アイドリングが不安定で、信号待ちで5回に一度はエンジンが息継ぎしてエンストするという摩訶不思議な症状が発生。しかも燃費が普通よりやたら悪く、燃費計の数値を見ているといつもなら15〜17km/Lの高速道路の平均燃費が10〜12km/Lぐらいにしかならない。
エンストの状況からすると混合気の状態に問題がありそうだ。

となれば、やっぱりエアフローメータが怪しい。
以前バラした時にコーキングで封しておいた蓋をこじ開けて、内部と久々のご対面。
アイドリング状態でスライダを軽く揺すってみると、実にエンストした時と同じ状況になった。
スライダが当たる抵抗体の表面をよく見ると、アイドリングで擦れるあたりが削れてしまってる。

↓の基板固定ネジ(両側)を外し、抵抗体の位置を基板ごとネジ穴の範囲でわずかにずらしてみた。これでスライダは真新しい抵抗体の上を動くことになる。

念のため接点復活剤をスプレーして蓋を元通りに戻して試運転。
予想は的中、アイドリングは見事に安定した。

・・・ところが翌日、試運転を兼ねて走り回ってたところ交差点を右折した途端エンジンの息継ぎ症状が再発!いや、今回はアイドリング中じゃないぞ!?何だ何だ?ああ、ダメだ、エンストする〜!
右折し切ってしばらく直進したところで完全にエンストしてしまった。。。
・・・結果、今回の原因はエアフローメータでもスロットルでもなく、単なるガス欠でした。チャンチャン()

2012/06/16

ガス漏れ無限地獄

去年、内装までバラして徹底的にガス漏れ修理したエアコン。今年は完璧!とばかりにスイッチを入れると、、、あれれ、動かないよ?
調べてみると冷媒ガスが見事に空っぽ。今度はいったいどこから漏れてるっていうんだ?

・・・ここでした。まあ残るはもうそれぐらいしかないんだけど、コンプレッサのシャフトシール。

交換部品を取り寄せてオーバーホール開始。もちろん初体験だけど、職業柄自慢じゃないが大型冷凍機の半密閉コンプレッサの分解整備はやってるんだから、こんなオモチャみたいなコンプレッサの分解整備ぐらいできないはずがない!

シャフトのナットをインパクトレンチで外し、3本ネジ式のプーラーを使ってクラッチのアーマチュアを取り外す。今回の一連の作業に使った工具の中で、これだけがホームセンターあたりではなかなか手に入らない特殊工具。
アーマチュアが外れたら、目に入るスナップリングやらワッシャやらを片っ端から外していき、そろそろよさそうだと思ったところ(ここの判断にとても勇気が要るってもんだ)で普通の二本爪プーラーでローターを引き抜く。
さらに、電磁コイルも外してクラッチ部分は完全にバラバラに。
ただ、シャフトシールの交換では電磁コイルまで外す必要はなかったみたい(苦笑)。
本体(写真左下)の8本のネジをはずしてシャフトシールのあるカバー部分(写真右上)を分離。このローラーベアリングの下に斜板と5気筒のピストンが隠れていると思うとバラさずにはいられない衝動にかられるけど、今回主役はカバー部分の方。余計なことは我慢我慢。

スナップリングプライヤやら目打ちやらピンセットなんかを駆使して何とかシャフトシールを取り外す。ややこしくて細かい手順はよく覚えてない(笑)。
新品のシャフトシール交換キット(写真左)と、取り外したシャフトシール(写真右)。
元々R12用のコンプレッサだから、シャフトシールに入っているOリングももちろんR12用。それがガス漏れの原因かどうかはわからないけど、新しいシャフトシールは念のため手持ちの同サイズのR134a用Oリングに交換してみた。




分解した時の手順を一生懸命思い出しながら元通りに組み戻す。ローターに組み込まれているベアリングは少しガラガラ言ってる感じだったから、念入りにグリスアップしてスムースに回るようにしておいた。

せっかくだからキレイに塗装もして、見た目だけ『なんちゃってリビルドコンプレッサ』の完成〜。

一応今日1日走り回ってたけど、とりあえず今のところガス漏れの兆候は無し。エアコンをONするとゴロゴロいってたコンプレッサの回転音も、ベアリングのグリスアップが効いてほとんど気にならなくなった。これで今年は快適な夏を迎えられるはず!