2022/06/25

セミオートエアコン化・第二弾

3年ほど前に始動した、再熱ヒータをPID制御しようという『オートエアコン化計画』は、ミックスダンパのワイヤー駆動方法でつまづいて現在のところ設計停滞中。

今回は、それより遙かに以前の15年前に取付けてその後外してしまったコンプレッサON/OFFサーモ化(左写真・当時)の復活だ。

というのも、梅雨真っ只中の先日、開通したばかりの新東名・新秦野〜伊勢原JCTを走行中に不快を感じたことがきっかけ。
神奈川県では有名な『ヤビツ峠』を夏に通ったことがある人は、丹沢山地の夏の涼しさをご存知だと思う。新東名・新秦野〜伊勢原JCT区間の大部分はその地下をトンネルで抜けていくんだけど、そんな丹沢山地の地下だけあってトンネル内はこの季節でもすごく涼しい。ところが、明かり区間に出ると途端に盆地らしい気候に戻って一気に気温が上昇する。
その日は雨の夜だったんだけど、トンネル外では25℃以上あった外気温がトンネル内では一気に20℃ぐらいまで下がった。エアコンのコンプレッサONのままではさすがに寒い。オートエアコン化計画が完成すればこんな悩みはなくなる予定なんだけど、とりあえず急場しのぎで今回はON/OFFサーモを復活させることにした。

以前外してしまった純正時計リプレイスタイプの自作サーモユニット(左写真・当時)は、久しぶりに押入れから引っ張り出してきて電源を入れてみたけど、保管状態が悪かったのかうまく動作してくれない。

そこで、別の目的で買い置きしてあったデジタルサーモを使うことにした。冷却・加熱モード切替から上下限設定、ディファレンシャル、遅延タイマー設定まで可能な多機能サーモスタット。これがamazonでなんと1個900円ぐらいで売られてる。すごい時代になったもんだ。

取付け位置は前回同様純正時計の位置。あてがってみたらサーモ本体の上下のサイズが時計の小窓よりほんのちょっぴり大きかったんだけど、窓をほんの少し削ったら見事に嵌まってくれた。上段が現在温度、下段が設定温度、上の方に伸びてるのが室温を検知するサーミスタ。

組込完了。
配線は12V電源とサーモ接点の4本だけ。12V電源は時計位置のすぐ下に来ているカーステ用アクセサリ電源から分岐。サーモ接点はこれまたすぐ上のエアコンスイッチ接点に直列にかませた。エアコンスイッチONかつサーモONでコンプレッサが入る仕様だ。

で、せっかく完成したのに梅雨が明けたかのような猛暑到来。205の弱々エアコンでは当面サーモOFFなんてしそうにありませーん(泣)。

2022/06/11

ヘッドユニットの位置変更

ようやく使い慣れてきたAndroid Head Unit。この位置への取付けは我ながらうまい考えだと自画自賛してたんだけど、しばらく使ってるとやっぱりいろいろ不満が出てきた。

ひとつは、シフトレバーをパーキングからシフトチェンジする時に画面の下端にいちいち手が当たること。一応指が入るだけのクリアランスは確保してあるんだけど、毎度のことだから気になる。

そして一番の不満は、画面の位置がいくらなんでも下過ぎること。せっかく安全運転のために大きな画面にしたのに、ナビを見るために顔は完全に下を向かなくちゃなんなくて、これまた危険極まりないのだ。

何かいい方法はないかと探したら、このタイプのヘッドユニットをダッシュボード上に設置するための汎用ケースがあることがわかった。もちろんMade in Chinaなんだけど、日本円で二千円ちょっとという安さ。こいつをエアコン吹出口の上に取付けてやろうじゃないか。






メーターフードのエアコン吹出口の上部を、ケースがぴったり収まる形にガリガリ切り取る。これまで何度も割れては接着して補修してる部分だから、こうして加工することに最近はもうあんまり抵抗がなくなってる。

装着。
あと付け感はあるけど、今までの取付け方を考えたらまあ許せる範囲かな。
(→その後、さらにガリガリ削ってもう少し真ん中寄りに移動してます)
実際に運転してみると、視線移動が少なくてこれがもう実に見やすい!成功成功!

反射して見にくいけど、外から見るとこんな感じ。安っぽいプラスチック感が悔しくも205にはかえって合っている。

ただ、ちょっと心配なのは車検だ。フロントガラスの視野に完全に入り込んじゃう。今後の課題は、簡単に脱着できる構造を考えることかな。




(→その後、このままで無事車検は通過した。クルマ屋の大将によれば「きちんと固定されててフロントガラスに干渉してなければまず大丈夫」とのこと)