2022/01/30

ガラスの(ように割れる)プラスチック

205にお乗りの方ならこの写真がどこなのかすぐお判りかと思う。そう、空調操作パネルの両側です。
ここ、本来ならプラスチックの枠組みがあるはずなんだけど、とっくの昔に割れ落ちてスカスカ状態。で、センターコンソールパネルはここにネジ止めされてるものなんだけど、ネジを受ける相手側が割れちゃって存在しない状態だから、パネルはなんとかうまいこと引っ掛かってぶら下がってるだけだったのだ。

これまでもプラリペアやら瞬間接着剤なんかを使っていろいろこねくりまわして何度も修復してみてたんだけど、右も左ももう限界。

とりあえずこのスカスカ部分に市販の15mm幅のステー金具を加工して塞いでみた。我ながらいい考えだ。
コンソールパネルが被っちゃえば見えない部分だから見栄えなんてのは気にしない気にしない。

で、そのコンソールパネル自体ももうあちこち割れては接着剤で修復を繰り返してるからボロボロ。ざっくりパテ埋めしてサンドペーパーをかけて塗装した。
うん、これぐらいならとりあえず見栄えは悪くないぞ。

このところこんな内装プラスチックの塗装に活躍してるのがこれ。
ストーン調スプレーの艶消しブラック
普通のカラースプレーよりちょっぴりお高いけど、塗料に細かい砂が混ざっていてザラつき感のある仕上がりになる。メーターフードと併せて塗装すると一体感も出るし、ザラザラした古臭い仕上がりもポンコツ車の内装には合ってると思う。






さあ、きれいになったセンターコンソールパネルの取付けだ。
穴あきプレートのネジ穴とパネルのネジ穴を合わせて、タッピングビスを揉み込む。
ピシッ!
嫌な音が響いた。あああ、今度はパネルのネジ部分がポッキリ割れちゃったよ。

・・・結局オモテからネジを揉み込んで止めるっていう見栄えもへったくれもないカタチで決着(苦笑)。全然ダメじゃん。
もっとも、ステー金具がなかったらそのネジもスカスカで効かなかったんだけどね。

そしてさらに悲劇は続く。
ついでにメーターフードも塗装して乾かしてたら、風に飛ばされてあっという間にご覧の通りバラバラに砕け散りました(号泣)。経年劣化した205の内装プラスチックはガラスより割れやすいぞ。

さすがにここまで割れちゃうともう手の施しようがないから、押入れにとっておいた中古品に交換。持つべきものは中古部品だ。

結局今回は全然参考にならない失敗話ばかりでスミマセン。。。

2022/01/08

ヘッドユニットで遊ぼう!

新Android Head Unit、まだまだいろいろいじるところがあって楽しい。1週間ほど使ってみて、そりゃもちろん予期しない動作をしたり突然GPSを見失ったりなんてことも起こるけど、これまでの7インチに比べたら確実に2年の進歩を感じる。動き自体は圧倒的にサクサクしてるし音も画像もきれいだ。これだけで三ヶ月は飽きずに遊べるんじゃないかな。

手持ちのスマホはiPhoneだからAndroid端末のことはよくわかってなかったけど、ネットに溢れているAndroidスマホの便利な使い方やおすすめアプリなんかの情報が普通に参考になる。『開発者向けオプション』なんて裏ワザみたいな設定、厳重なApple監視下のiPhoneユーザーは聞いたこともないぞ。

とりあえず標準の起動画面をやめて、以前の7インチの時に作った壁紙画像をベースに新たにレイアウト。Nova Lancherというサードパーティのランチャアプリを使っている。

音楽アプリもプレインストールされてるやつは使いにくいので、7インチで使い慣れたPowerampというアプリに替えた。

さらに、禁断の開発者向けオプションを利用して、Yahoo!カーナビとADASカメラ画像を並べて表示できるようにしてみた。カメラ画像がびよーんと縦長になっちゃうのがちょっと気に入らないけど、普段走ってる時はこの組合せ画面が便利な気がする。





今のところ問題は、

1.時々GPSを拾わなくなる(で、いつの間にか復旧してる)。
2.Yahoo!カーナビを音声操作した時の返事の声がくそデカい(ビックリする)。
3.ラジオを聴いてるとADASの警告音が鳴らない(音楽を聴いてる時は大丈夫)。

と、こんなところかな。
GPSの問題は、ネットで調べてみるとどうもGPSアンテナ自体の感度に問題があるような書き込みが多い。手持ちの別のアンテナに替えてみようと思う。

(→後日、GPSアンテナを交換したらすっかり良くなりました)

2022/01/02

新Android Head Unitの新装備

年末に入れ替えた最新のAndroid Head Unit(以下『ヘッドユニット』と呼ぶ)にはSIM対応の他にもまだまだ新機能がある。

別途三千円ぐらいの専用カメラと無料アプリのインストールが必要なんだけど、これだけでドライブレコーダ(海外では『DVR』と呼ぶらしい)の機能が加わる。しかも、このDVRアプリを無料バージョンアップすると今自動車業界では話題の中心の『ADAS』(先進運転支援システム)機能が付加されるという驚きの宣伝文句!

ADASといえば自動走行システムに関連する最新技術だ。そんなモノが、この30年前のポンコツプジョーで実現できるわけがない。と、かなり疑いながらも実は宣伝に釣られて本体と一緒にこの専用カメラも買っちまってた(苦笑)。で、この正月休みを使って試してみようという計画。

専用カメラはフロントガラスに強力両面テープで貼り付けるだけ。このカメラにマイクロSDカードを挿し込む(説明書も何もないからこれに気付くのに半日かかった)ことでドライブレコーダとして機能する。カメラからはUSBケーブルが一本出ていて、これをヘッドユニットのUSBコネクタに接続することで、カメラへの電源供給と撮影画像のモニタリング、各種設定を行う。

なかなかスマートな形状をしてて、外から見ても後付け感が少ない(両面テープがカッコ悪いけど)。

せいぜい3インチ程度のモニタしか持たない単品のドライブレコーダと比べて、圧倒的に大きな9インチの画面でモニターや設定ができるのは実際ものすごくラク。ただ、衝撃センサのようなものは搭載していない(ようだ)。何か証拠映像が必要な事態が起きたら、ヘッドユニットの画像ロックボタンをタッチすることで、その時の録画データが上書き録画ループから外されて保護されるような感じなんだと思う(説明書がないからこの辺りはよくわからない・・・)。まあ、そんな非常事態の中じゃロックボタンなんて押すの忘れそうだけど。。。

では、いよいよ半信半疑のADAS機能の追加だ。ハードの追加は不要、必要なのはDVRアプリのバージョンアップだけだ。

バージョンアップされたアプリを起動すると、設定メニューの中にドライブレコーダ設定に加えてADAS設定が加わっている。ワクワクどきどき。

左の写真がADASの設定画面。

下にスクロールすると左の写真となる。

ざっくり結果から言うと、クルマ側を自動操作するような先進的なことは当たり前だけど一切できなくて、運転手に対して「前車に接近してること」「前車が発進したこと」「車線から外れそうなこと」の三つを警告音で知らせるだけの機能だとわかった。

実際の走行画面。
現在の走行車線を自動的に検出して青く表示してくれる。
そして、よく見ると対向車が枠で囲まれて距離が表示されている。

たださぁ、、、これ、面白い機能なんだけどさぁ、走ってる最中にこの画面見て「あっ、対向車が12mまで近付いてる!気を付けなくちゃ!」なんてことがあるかねぇ。。。たぶん、この画面見てるうちにぶつかっちゃうよ(笑)。
しかも、こうして実際に走ってみるとどうも常に同じように検知・警告してくれるわけでもない。まだまだAIが幼いのか黒いクルマや箱型の大型トラックなんかは認識しづらいみたい。

こちらは前車接近警報機能。前車に近付くとレーン表示が青から黄色に変わり、さらに接近すると赤に変わって盛大な警告音が鳴る。時速何キロでどれだけ近付くと何色になるのかはよくわからない。。。

おそらく一番実用的なのは車線逸脱警報だ。実際に路側帯に寄ってみたところ、ラインを踏むギリギリの位置でレーン表示が赤に変わってちゃんと警告音がけたたましく鳴った。

ただこの警告音、ちょっとだけ問題があって、ラジオを聴いてるとと鳴らない。。。警告音よりラジオ音声が優先されちゃう。何か設定があるのかもしれないけど、今のところわかってない。ちなみに音楽再生中はちゃんと割り込んで鳴ってくれる。

前車発進警報はまだ一度も鳴ったことがない。。。ホントに機能があるんだかどうだか怪しい。
(→その後、鳴ってないと思っていた前車発進警報は、他のけたたましい警報音とは違っておとなしく「ポーン」という音が一発だけ鳴ることがわかった)


そしてもうひとつ、新機能がある。
バックカメラ作動時に表示されるガイドラインが調整できるのだ。普通の後付け汎用バックカメラでもガイドラインが表示できる物はいくらでもあるけど、しょせんイイカゲンなラインだから目安にもならず、実際には表示を消して使ってる人も多いと思う。

ところがこいつは6項目にわたって調整できるから、取付けたバックカメラの特性にかなり合わせることができる。もちろんイマドキのクルマみたいにハンドルを切ったらそれに連動して動くようなことはないけど。

使い物になるとわかればちゃんと調整したくなる。でも、ピチッとやろうとするとバックカメラがど真ん中にあった方がいい。広角レンズだからちょっとズレてるだけでも結構歪む。
新年早々バックカメラを取り付け直した。

205のリアバンパの場合、前回取付けたバンパ直付けタイプのカメラだとど真ん中には付けられない(ど真ん中にはバンパ取付ネジ(?)があるため)。部屋に転がってる取付金具式のバックカメラを使うことにした。

邪魔なネジを跨ぐように取付金具を曲げて加工。

ネジを跨いでバンパど真ん中にバックカメラ装着完了!

ど真ん中!
ガイドラインを細かく調整して完成。これはわりと実用的かもしれない。

2022/01/01

なんと左右で極性が違うナンバー灯

気付けばナンバー灯が片方球切れ。
まあ、こんなのは普通に考えればたいしたトラブルじゃない。新しい電球に交換するだけだから10秒もあればできる。
でも、「せっかくだからLEDランプにしてみよう」と余計なことをやってみたところ、この意外な事実が発覚した。

205のナンバー灯はG18と呼ばれる差し込んで回すタイプの口金の電球。早速同じ口金のLEDランプをネットで購入。大晦日にお急ぎ便で注文したら元日にちゃんと届いた。ほんと、すごい時代だ。写真左が元々の電球、右が今回買ったLED電球。
205のナンバー灯に使うLED球を選ぶ時の注意点としては、電球部分の高さが低いタイプを選ぶこと。明るさにこだわったりして高さがある電球を選んじゃうと、プラスチックのカバーがつっかえちゃう。そもそもナンバー灯なんてのは薄らボンヤリ点灯してりゃいいんだから明るさよりコンパクトさ重視。

さあ、ごちゃごちゃ言ってないで左右共にささっとこのLED電球に取り替えちゃおう。両方で20秒あれば完了だ!

しかーし、ここでトラブル発生!右側のランプはホントにものの10秒で交換して点灯確認までできたんだけど、左側のランプは交換してもなぜか点灯しない!
普通のフィラメント電球に差し替えるとちゃんと点灯するし、ソケットをテスターで測ってもちゃんと12V来てる。

フィラメント電球だと点灯してLED電球だと点灯しない理由・・・五分ぐらい悩んだ。。。

ナンバー灯をバラしながらふと思った。そう、こんなのプラスマイナスの極性違いぐらいしか考えられないよ。でも、右側のランプはちゃんと点灯してるのに、そんなことあるのか?

テスターで調べてみる。
うわー、やっぱり左右で極性が違うよ!!
右側のソケットはセンターがプラスなのに、左側のソケットはセンターがマイナスじゃん。

フィラメント電球では極性なんて関係ないから、これってもしかして当時のプジョーの工場ではハーネス組立工程でコネクタに配線を挿す時に「どっちがどっちでもいい」ことになってたりしたんじゃないよねぇ。。。みなさんの205はいかがなもんでしょうか?

ソケットに差し込まれているコネクタをバラして、端子を入れ替えた。

写真は入れ替えたあとの状態。元々は緑色の配線は左側に挿さっていた。これで極性変更完了。

おお、やっとちゃんと点灯したよ。20秒で終わる予定だった作業に30分以上かかってしまった。

でも、電球の構造からしてもこれが正しい極性だよね。奥まったセンターがプラス、容易に触れやすい外周部がマイナス。普通ならそうあるべきだと思う。

このナンバー灯、本体の電球部分に下からプラスチックの丸いカバーが付くんだけど、この間に入っている防水用のゴムパッキンがもうボロボロ。カバーはこのゴムパッキンの弾力で本体に引っ掛かるようになってるから、こいつがボロボロだと走行中の振動でカバーが外れちゃいそうだ。

似たようなサイズのパッキンがないかと探したところ、おなじみカクダイの平パッキンシリーズ『9851-10』がほぼピッタリだとわかって購入。下のちょん切れてるのが元々のボロボロパッキン。

バンパの真下から見るとパッキンはこんな感じで入る。内径がほんのわずか小さいけど、そのおかげで一度嵌め込んでしまえば落ちることもなくてバッチリ。球交換のたびに落ちることもない。

ナンバー灯のLED化を終えたところで、ふと左に目をやるとバックランプがあるじゃない。こいつもナンバー灯と同じG18口金のランプだ。
試しにこいつもバラしてLED電球に差し替えてみた。

やっぱり点灯しなーい!

気に食わないからこっちもコネクタをバラして配線を入れ替え。
写真は入れ替えたあとの状態。

ほら点いた。
ただ、さすがにナンバー灯に使ったLEDランプだと暗いから、こっちはもう少し明るいランプにしようと思う。寸法的にも余裕があるから少々大きくても収まるだろう。