2022/12/31

大晦日の修理

年が明けたら車検だ。でも、1箇所だけ直さなくちゃいけないところがある。

FF車では避けて通れないフロントドライブシャフトのアウターブーツ切れ。こいつが切れてると車検は通らない。
ここでも過去何度も登場してる作業だけど、悩ましいのは、ちょっと面倒な純正ブーツに交換するか、簡単な二つ割ブーツに交換するかだ。

大晦日にドライブシャフトを抜いて、なんてことをしてるとご近所から変人に思われそうなので、今回は二つ割でちゃちゃっと済ませることにした。

205に流用できる二つ割ブーツとしては、以前廃番になってるようなことを書いてしまったミヤコ自動車製分割式ブーツ・M-502Gなんだけど、調べたら似たような寸法のブーツが統合されてM-502GTという型名で復活していた。逆に、その時代用したM-537Gは今はこのM-502GTに統合されちゃってて今はない。
そのM-502GTをアマゾンさんに発注したら、年末にもかかわらず見事翌日届いた。すごいなぁ。

今回切れたのは右側。直近では2016年に純正ブーツに交換してるけど、この時は左側だったから正しい順序だ。
タイヤを外して、ドライブシャフトから切れたブーツを撤去して(実はこれが一番大変な作業だったりする)、残ったグリスや飛び散ったグリスをできるだけきれいに拭い取る。
ここまでくればあとは取説に従って新しいブーツを被せていくだけだ。ただ205の場合、スペースが狭いから案外手こずる。

完成。
流用ブーツの場合、交換時にはショックアブソーバの下端がブーツに当たっちゃってるんだけど、これは心配無用。タイヤを取付けてジャッキダウンするとほんの少しだけどちゃんとクリアランスが生まれる。

2022/12/29

ありゃ?減速できないぞ!

お気に入りのあと付装備のひとつ=ワイヤー式オートクルーズコントローラ。高速道路移動が多いからなにしろ楽でホントによく使う。大半のクルマのアクセルが電動になってしまった今、ワイヤー式のクルーズコントローラは希少品だ。

今回も90km/hにセットして高速道路を快適に走行。目的のインターで出口車線に移り、いつものようにオートクルーズをオフ!・・・あれ?減速しないよ???アクセルペダルも踏み込まれた状態だ。以前の『恐怖!暴走プジョー』の時に比べれば加速しないだけまだましだけど、やっぱり焦るよ。

こうなると原因はひとつしかない。クルコンワイヤーの固着だ。
アクセルペダル上部に接続してあるクルコンのワイヤーを、手を突っ込んで揺すってみる。アクセルペダルが戻って無事減速した。

実はこうなることは薄々予想していた。
エンジンルームを這わせているワイヤーの、排気管の熱をモロに受けている部分が以前から錆びてモロけていたのだ。補強したりチューブを被せて保護したり、いろいろ手は打ってたつもりだけど、やっぱりもう限界だった。

いまさら部品なんて入手できないから、似たよなワイヤーを探してみる。オートバイの補修用アクセルワイヤーがいけそう。購入してみた。なんとかなりそうだ。

クルーズコントローラ本体側。取付ボルト部の径が違ったりするけど、まあそのへんはああしたりこうしたりといろいろ工夫して取付ける。

アクセルペダル側。こっちももちろんポン付とはいかないけど、新ワイヤーに付属している曲げパイプがいい感じでガイドになってくれて、旧ワイヤーよりかえって取回しはよくなった。

少し長めのワイヤーなので、今回はエンジンルーム内の取回しもなるべく熱を受けない位置に移動。おそらく、たぶん、きっと当面は大丈夫だと思う。。。

2022/12/18

凍える車内

 引き続きエンジンは絶好調だ。薄気味悪いぐらい調子がいい。
それはさておき、寒い。この季節だから外が寒いのは当たり前なんだけど、そうじゃなくて車内が寒いのだ。外気温がひと桁だと、高速道路を150kmぐらい走っても車内は20℃前後で頭打ち。これじゃ寒くて上着も脱げない。電気自動車ならまだしも、水冷エンジンの車であれば100℃近い温水で暖房するわけだから、全開でほっといたら30〜40℃ぐらいには簡単に上がるもんだ。なのに吹出口からは生ぬるい風しか出てこない。

まず疑うべきは例のあと付けの温度制御機構だけど、こいつは正常に動作している。室温が上がらないから常にヒータ全開状態に制御されている。
そうなるとヒータコアがふん詰まっててクーラントがろくに流れていないんだろう。コア内を洗浄してみようと思う。

エンジンルームに回って、邪魔になるエアフィルタボックスを外してから、ヒータのホースを引っこ抜く。
どうせ固着しててひと筋縄ではいかないだろうと覚悟してたら、あっさりスルッと抜けてくれた。拍子抜け。

ヒータが比較的高い位置にあるから、ホースを抜いてもクーラントもそれほど溢れ出てはこない。せいぜいコップ一杯分ぐらいだろうか。

ヒータ配管の片側にビニールホースを繋ぐ。普通に売ってる散水ホースがピッタリ合う。ホースの反対側は水道の蛇口に繋いである。水道圧で強制洗浄する作戦だ。

念のためヒータ配管の反対側にもテキトーな短いパイプを付けて、変な方向に水が飛ばないように対策。

準備ができたら水道から勢いよく水を注入する。

写真にはないけど、いきなり排水側からまっ茶色の汚い水が出てきた。弱々しい出方だったけど、しばらく流しているとブスブス言ってきれいな水が勢いよく出始まった。やっぱり詰まり気味だった模様。
しばらく通水したあと、ホースを入れ替えて今度は逆方向からも洗浄。

元通り戻して、クーラントを補充して試運転。
エンジンを始動して10分ほど、吹出口からちゃんとあったかい風が出てきた。明らかに効果はあったようだ。
完全に水温が上がるまでは試してないけど、外気温7.5の環境下でとりあえず室温は30℃まで上がったから良しとしよう!