2009/03/18

アメリカよりAT修理キット到着

オートマチックトランスミッション修理の第一段階として、アメリカのミッション専門のパーツショップからATオーバーホール用マスターキットが到着。通常価 格$323.86のところが、英語だからよくわかんないけどなんでも在庫処分品とかで驚きの$199.95!しかも例によって円高だから、日本円で 18,000〜19,000円程度か。
日本の自動車文化では『ATがダメになった時がそのクルマの寿命』っていう考え方が一般的だけに、普通はほとんど目にすることのないATオーバーホールキット。LPレコードよりひと回り大きいぐらいの箱だけど、大きさの割には重い。

うん、間違いなくZF社製4HP-14用のキットだ。

では、ご開帳〜!
一応部品の種類ごとにビニール梱包されているんだけど、関税で中身をチェックした際に開封されたとみえて箱を開けた途端に部品がバラバラとこぼれ落ちてきた。
整理すると、金属のクラッチリングが十数枚、紙ヤスリみたいなクラッチリングが十数枚、それにオイルシールやパッキン、ガスケットのたぐいがごろごろ。
見慣れない部品ばかりだけど、目の前に並べてみたらなんだか沸々とやる気が湧いてきたぜ!

次のステップはいよいよ車体からトランスミッションを取り外す作業になるわけだけど、、、たっぷりと時間がある時じゃないと無理だからまだ当分先になりそうだなぁ・・・。

2009/03/15

エアコン、シーズンイン点検

オートマチックトランスミッションが抱えている大問題をひととき忘れちゃいたいってわけじゃないけど(苦笑)、とりあえず早め早めのエアコンのシーズンイン点検を実施。

毎年いろんなトラブルに見舞われているこの205のエアコン、前回8月の修理&ガスチャージ以来あまり使わなかったとはいえ7ヶ月も経過していることからおそらくガスなんてもんはどうせ空っぽだろうと思い、今年もガスをまとめ買い(・・・って、買い過ぎだよ(笑))。

ところが、低圧ポートにチャージホースを繋いでみると「シュー!」おおっ、まだ残圧かかってるじゃん!コンプレッサがONする圧力には少々足りないけど、まったく空っぽってわけじゃない。冷凍サイクルとしてはこれは非常に重要なことで、たとえわずかでも残圧がかかっているということは水分や空気の混入の心配はないことになる。
サイトグラスの気泡の状態と低圧圧力、そしてコンプレッサの吸入管の温度をみながらガスをチャージしていく。いつもの見よう見まねの素人修理とは違って、ここだけは第一種冷凍空調技師としてのプロの作業(笑)。っていうか、最近の業務用インバータエアコンやビル用マルチエアコン、電子式膨張弁搭載の冷凍機なんかに比べたら205のエアコンなんてのはオモチャみたいなものだ。それだけにものすごく基本に忠実な変化をしてくれるから調整していて楽しい。

とりあえずこの時期の外気温としてはほぼ適量といえる量のガスチャージが完了。暖かくなったらおそらくもう少し補充が必要だと思うけど、漏れ箇所はその時にでもじっくり探してみようと思う。

あ、ガスいっぱいあるから親戚、友人、ご近所さんでカーエアコンの効きが悪い方がおられましたら格安で補充しますぜ〜(笑)。

2009/03/07

クリーンな排ガスを目指して

イギリスよりお取り寄せした部品の交換・第一弾。
今回は、これまで一度も交換することなくよくここまで頑張ったと言えるラムダセンサ(=O2センサ)だ。クルマ屋の大将が毎度車検時に「このクルマ、排ガス検査を通すのが大変なんだよ〜」とボヤいてた元凶のひとつがおそらくこれだろう。

だけどこれが縁の下の結構奥の方に付いていて、ジャッキアップして潜り込むのはさすがに自殺行為。無難にカースロープを使って前輪を乗り上げた状態でもぐり込んだ。

T20のトルクスネジ2本で止められている排気管カバーを外すと現れるのがこのラムダセンサ。外観からは何もわからないけど、もうそうとうヘタばってることだろう。配線の被覆も破れちゃってる。
潤滑剤を吹きかけ、モンキーレンチをかけて回して外す。排気管まわりの部品っていうのはサビついてて外しにくいものなんだけど、このラムダセンサってヤツはステンレス製だからか幸いなことに最初に数回ハンマで叩いてやるだけであとは簡単に外れた。

大変だったのがこの配線コネクタ。手前の青いコネクタは簡単に外せたんだけど、奥の黒いコネクタは狭くてうまく手が入らない。
それでも腕まくりして少しでも腕を細くして無理やり手を突っ込んで、真っ黒になりながらなんとか抜くことができた。あと5mm腕が太かったら無理だったかもしれない(苦笑)。

あとは逆の手順で新しいセンサを装着。あれだけ苦労した奥のコネクタも不思議なもので取付ける時は一発で接続完了!

外した古いセンサ。確かに先端が煤けてるけど、劣化してるのかどうかはやっぱりよくわからない(苦笑)。しばらく走ってみて燃費にも好影響が出でくれたらいいんだけどなぁ。

2009/03/04

二次補正予算案、衆院にて再可決。

・・・なんて、このブログにふさわしくない堅いタイトルだけど、これが大いに関係あるのだ!
そう、クルマ好きにはたまらないあの『地方高速道路料金、土日祝日一律1,000円』が3月28日から実施されそうなのだ!
東名高速では厚木インター以西であれば、これまで1,000円以上の料金区間すべてが1,000円となる。我が家の場合、最寄りのインターがすでに厚木以西なので名古屋方面に向かう限りどこまで行こうと1,000円。ということは、浜名湖でうなぎを食って帰ってきても往復2,000円(うなぎ代別)!名神高速に乗り継いで琵琶湖観光して帰ってきても往復2,000円!さらには、一切観光ナシでただ走るだけだけど、東名で西に向かい小牧ジャンクションから中央道に入って八王子ICで降りてあとは下道で帰ってくれば通常12,000円以上もかかるところがたったの1,000円だ!
ATが完全に滑り出して走れなくなるまで果たしてどこまで行けるかチャレンジ・・・するのはさすがに無謀だなf^_^;。

2009/03/01

再びその日が近づいてきた・・・

そう、以前8万kmで発生したあの忌々しいオートマチックトランスミッションの滑りが再発したのだ。3→4速に切り替わる際に滑りが発生して一時的にエンジンが吹け上がってしまう。まだ3速以下では起こっていないが、前回の経験からも順次滑り始めるのは時間の問題だ。おそらく1年ともつまい。
もっとも、あの時交換した中古ミッションが5万km経過品だから、今回は12万km弱もったことになる。ZF製4HP14型トランスミッションにしてみればこれは立派なもんだ(苦笑)。
前回は中古ミッションを購入してバルブボディ内部の洗浄だけ済ませて整備工場で載せ替えを行ったが、今となってはもう状態のよい中古ミッションを手に入れるのは難しい。リビルドミッションという手もあるが、調べたところ単体で30万円前後もするらしい。

決めた。今回は自力で禁断のオートマチックトランスミッションのオーバーホールにチャレンジしてやる!オーバーホールキットはアメリカあたりじゃ普通に売ってるから個人輸入すればいい。整備マニュアルは前回購入したものの結局使うことないまま本棚に眠っている。今度こそ生かすチャンスだ。

・・・問題は車体からの脱着だ。方法はわかっている。ドライブシャフトを抜き、インヒビタスイッチとTDCセンサの配線を外し、シフトワイヤとキックダウンワイヤを外し、クーラントホースを外し、トルクコンバータ固定ボルトを外し、ミッションマウントとベルハウジング固定ボルトを外せばミッションは下に抜くことができる。リフトとミッションジャッキがあればおそらくできるだろうが、自宅にはそんなモノは(今のところまだ(笑))ない。ミッションを下に降ろして引き出すにはエンジンルーム下に少なくともミッションの全高以上の空間が必要となる。さらに、めちゃくちゃ重いからそれを受けるためのジャッキなり台車なりを突っ込む高さも必要だ。タイヤもドライブシャフトも外した状態での作業となるからいつも使っているカースロープ乗り上げ作戦は使えない。果たしてジャッキアップだけで必要な空間が得られるかどうか?それがこれからの調査課題である。

とかなんとか言ってるのも、無理せずにいつもの整備工場の大将に頼めば簡単なことなんだけどせっかくだから自力でやってみたいわけよ(笑)。

とりあえず、このまま悪化していくのを黙って放置しておくのも耐えられないので、悪あがきとわかっていながらもATFフィルタを掃除しATFを3リッターばかり入れ替えたところ一応滑りは止まった。多少の延命にはなっただろう。

ちなみに、ZF製4HP14型オートマチックトランスミッション(プジョー用)の処分にお困りの方がいらっしゃいましたら喜んで引き取ります(笑)。現品を降ろしてからオーバーホールするくらいなら事前に他のミッションをオーバーホールしといて付け替える方が楽だもんなぁ。