ネットで徹底的に調べたところ、ダイハツの『88550-B2100』という品番のブロワファンがほぼ同じサイズだということがわかった。羽根の外径140mm、高さが70mm。ほぼドンピシャだ。採用車種も多いようで、中古品から新品までネットではゴロゴロ売られている。
もちろん、シロッコファン自体の寸法が同じっていうだけで、ポン付け交換できるわけじゃない。
さすが国産品、ヘロヘロな純正品と違ってすべてがしっかりできている。
なにより素晴らしいのは羽根の幅が大きいこと。205のファンの三倍ぐらいある。シロッコファンの風量はこの羽根幅に比例するから、うまく流用できればさらなる風量アップが望める。
まずは本体からファンを抜いてみようとしたけど、先端の黄色いキャップがやたら固い!まあ、回ってる最中にファンが抜けたら困るから強固なのは当然だけど。
ゴリゴリやってチカラ技でファンを分離!さあ、これをどうやって前回取付けた新モータとうまいことジョイントするかだ。今回もう一度一から設計し直すことにした。
シャフトの長さだけ少し余裕をみたけど、それ以外は3Dモデル通り。回転モノはあちこちすぐに緩んでくるから、ネジロック剤やら爪付きワッシャやらを駆使して緩み止め対策も徹底した。
さあ、取付けて試運転だ。元々のブロワファンより明らかにしっかりしてるから、これは期待が持てるぞ!
4.7m/sec。
そして、新ブロワファンの吹出風速がこれだ!
5.8m/sec!
二割以上のアップだ!計ってないけど205純正のヨワヨワファンに比べたらおそらく二倍ぐらいに強化されたんじゃなかろうか。それでいて音も断然静かで滑らかだ。
風量増は加熱・冷却能力増にもつながる。今年の夏は涼しい車内が期待できる・・・かなぁ。。。