2011/07/24

恐怖!暴走プジョー

またまたありえないことが起こった。
インターチェンジから一気に加速して高速道路に合流、本線の流れに乗ったところでアクセルの右足を緩めた時だった。
あれれ?ぜんぜん減速しないよ!?いや、そのまま加速し続けてるよ(^o^;!!
後続車が接近していないことを確認して、まずは試しにシフトレバーをニュートラルにしてみる。エンジンは一気にレッドゾーンまで吹け上がった。当然加速はしなくなったけど、エンジンから火でも吹かれたらまずいからすぐにシフトを戻す。
とにかく減速しなくちゃならない。そのままブレーキを踏み込む。自動車というのは安全にできていて、たとえアクセル全開でもブレーキの方が強くかかるように設計されているという話を聞いたことがある。まさにその実地体験だ。
確実に減速してくれることを確かめてから、ブレーキを左足に踏みかえて右足でちょいとアクセルを煽ってみた。もしかするとアクセルワイヤーが一時的にどこかに引っかかったのかもしれないと思ったからだ。
正解。アクセルは何事もなかったかのように正常に戻った。

その後も何度か同じ状況が起こったので、都度細かく状況を確認してみて判ったこと。暴走中、アクセルペダルはきちんと元の位置に戻っている。ということは、アクセルワイヤーが引っかかっているわけじゃない。本来こんな場合最も疑わしいのは以前取付けたオートクルーズコントローラなんだけど、このクルマの場合はアクセルペダル自体を直接操作するような取付け方をしてるから、ペダルが戻ってる以上これも原因にはならない。実際にクルーズコントローラを外した状態でも暴走現象は発生した。

ブレーキを踏みながら煽れば毎回確実に元に戻るので、とりあえず騙し騙し乗り続けて、帰宅後にじっくり調査してみた。
アクセルペダルからワイヤーまでが問題ないとすると、残るはスロットルボディだ。何かの拍子に内部のスロットル弁が開いた状態で引っかかってしまっている可能性が高い。バラしてみた。

じゃ〜〜〜ん!・・・って、何だよこれ???スロットルボディのど真ん中に堂々と鎮座している青い物体。どっかで見たような・・・。
これだよ、これ!去年エンジンが落っこちた時にちぎれちゃったから後日交換したインテークダクト。エアフィルタとエアフローメータの間にあるヤツだ。左の写真の通り、新品のダクトには元のダクトにはない用途のわからない青い分岐口が付いてたからメクラキャップをしてそのまま使っていた。スロットルボディに鎮座してるのはこの青い分岐口そのものじゃん!
たぶん、負圧に耐え切れずにダクトからすっぽ抜けてエアフローメータをすり抜けスロットルボディまで旅してきたんだろう。
で、走行中に時々こいつが挟まってスロットル弁が閉じなくなる、ってなわけだ。

スロットルボディ内の分岐口を撤去し、ダクトにぽっかり空いた分岐穴にはご覧の通りたまたま手元にあったぶっとくて短いボルトでメクラ蓋した。これならいくらなんでも外れてダクト内に吸い込まれちゃうようなことはあるまい。
かくして危険極まりない暴走プジョーは安全なクルマに戻りました(^_^;。いやぁ、ビックリしたよ。