時間さえあればずっとずっとやりたかったことがあった。でも、これをやり始めたらおそらく2〜3日は走らせることはできなくなるだろう。。。
まだ1ポンド130円ぐらいの円高の頃に買っておいた室内カーペットの交換だ。今のカーペットはもうすっかり劣化していて、見た目が白ボケてきただけじゃなく、ちょっと引っ掻いただけで裂けてくる。
これまでもやりたいとは思ってたものの、なかなか時間が取れなかった。・・・っていうか、まとまった休日はたいていトラブルの修理が優先でこんなのはあと回しになっていたっていうのが実情。
このところすっかり絶好調な状態で迎えた今年の大型連休。やるなら今しかないのだ!
前後のシートやらセンタコンソール、サイドブレーキカバーやらを取り外してからいよいよカーペットを剥がす。ひたすら剥がす。カーペットの下にはアンダーフェルトと呼ばれる下地材もあるから、これも剥がして、スチールの床が露出した状態にする。もうあと戻りはできないぞ。
カーペットはフロントのバルクヘッドまで被ってるから、ダッシュボード下半分もバラさなきゃ交換できない。ああめんどくさい。。。
すっかり除去できたらまずは細かい段差を埋める小さなフェルトを貼っていく。英国製のカーペットセット一式にこんな小さなパーツもちゃんと同梱されていることには感心した。
接着には3Mのスプレーのり99を使用。2本も買っちゃったけど1本で十分だった。
その上にアンダーフェルトと呼ばれる下地を貼っていく。これで床面の段差がさらにが均される。
最後にカーペットを敷き込んでいく。しょせんサードパーティの輸入品、どうせ現物合わせであちこち切った貼ったしなくちゃなんないだろうなぁ、、、と思ってたけど、これが案外正確な寸法で作られていてびっくり!
新品のカーペットは気持ちよくて、このまま寝そべって一時間ぐらい寝てしまった(笑)。
これからやろうと思っている人がいたらひとつだけ注意。
シートとシートベルトを固定しているボルト類の穴は、現物合わせでカーペットに自分で開けなくちゃなんない。ところが、カーペットを敷き込んじゃうとその穴は見えなくなっちゃうから、敷き込む時に穴の位置を確認して印を付けておいた方がいい。穴あけには10mmぐらいの皮革用ポンチがあると便利。
今回は完全にあとの祭りで、目打ちで表面を突っつきながら穴の位置を探す羽目になった。。。(ちなみにこの写真の穴の位置は間違ってるので注意!)
カーペットを交換するにあたって、センターコンソールもバラすことになったから、ここでせっかくだからこれまた以前からやりたかったもうひとつの大改造もこの機に決行!ぶっちゃけ、カーペット交換よりもこっちが本題と言ってもいい。
バキバキ割れては接着剤やらプラリペアで直してたスイッチパネルを、今回全くのオリジナルで作り直したのだ。実はもう三ヶ月以上前から設計は始めてて、少しずつ組立ててた物が先日完成した。これを取付けてやろうと思う。
空調パネルの下のセンターコンソールは、枠だけ残して内側をディスクサンダーですっぱり切り落とした。
ここに新しく作った操作パネルが付く。
こんなだったパネルが、、、
じゃーん!!
スイッチだらけになりましたー!
ここ最近しつこくいじくり回してきた空調コントロールも最終版を搭載。ファンとA/Cを共にAUTOモードにすると次のような自動制御になる。
1.室温が設定温度より0.5℃以上低く、かつクーラント温度が40℃以上であればPID制御による強風暖房運転。
2.室温が設定温度±0.5℃以内、もしくは始動直後でクーラント温度が40℃以下の場合はPID制御による弱風暖房運転。
3.室温が設定温度より0.5℃以上高い場合は強風冷房運転。
4.室温が設定温度より0.3〜0.5℃高い場合は弱風冷房運転。
5.吸込空気の露点温度が16℃以上の場合はコンプレッサを強制ONし冷却除湿。これに伴い温度が低下した場合はPID制御により再熱。
気温変動が激しかったここ一ヶ月ばかり暖房から冷房までいろいろ試して調整した結果、車内温度は設定温度±0.3℃ぐらいに追い込めた。満足満足。
・オートライト(ON/OFF)
・フロントフォグランプ(ON/OFF)
・リアフォグランプ(ON/OFF)
・Motronicチェッカー
・幌操作(開/閉)
・ハザード(ON/OFF/押してる間だけON)
下段左から
・充電用USBソケット(上段45W/下段15W)
・エアコン温度表示(冷媒吸入配管/吸込空気)
・エアコンモード切換(オート/OFF/強制ON)
・デジタル温度調節計
・ファン風量切換(自動/OFF/1/2/3/4)
回路図はこちら(って、これだけじゃ何が何だかわからなさそうだけど・・・)。
アルミフレームとアルミ板でがっちり作ってあるから、これから20年は
劣化してバキバキになることもなく機能すると思うぞ!