2009/05/05

Motronic簡易チェッカー製作

よくあることだからあんまり気にしてなかったけど、それにしても最近エンジンチェックランプがよく点灯する。それもこれまであまりなかったアイドリング中の点灯が多い。
こんな時、後期205の制御システムであるBosch社のMotronic 1.3は、エンジンルーム内にあるダイアグ用コネクタの端子にテスタを接続して所定の手順を踏むとこれまでに発生したエラーコードを読み取ることができる。しかし、テスタ片手にちょこちょこやるには案外面倒な手順でもある。

朝起きたら天気も悪かったので、今日はこのコードを簡単に読み取るための簡易チェッカーを作ってみた。起きてから2時間であり合わせの部品をかき集めて思い付きで作ったので基板剥き出しの半完成品だ(^_^;。

回路はこんな感じ。今回はたまたま手持ちにLED付きのタクトスイッチがあったのでこれを利用した(なんでこんなモノを買い置きしてあったのかは不明)。
Test端子から入ってくるMotronicのダイアグ出力をフォトカプラで反転してLEDを点灯するようになっている。

Motronicのダイアグ出力はエンジンルーム左奥にある緑色のコネクタだ。コネクタの切り欠けを上にして左側の穴に、チェッカーのTest端子から延ばした配線を差し込む。
+12VとGND端子はそれぞれバッテリの+とーに接続。ヒューズなんてものは入れてないのでショート厳禁!
この状態でエンジンキーを通常の走行位置まで回す(アクセサリ位置じゃダメ)。するとLEDが点灯状態になり、準備は完了。

チェックの手順は次の通り。

【チェック開始】
1.ボタンを3〜5秒ぐらい押し続けて離す。
2.LEDが消灯する。
3.少し待つとLEDが1回短く点灯し、間を置いて2回点灯する(コード『12』=チェック開始を示す)。
4.LEDが点灯しっ放しになる。

【エラーコード読出し】
1.ボタンを3〜5秒ぐらい押し続けて離す。
2.LEDが消灯する。
3.少し待つとLEDがx回短く点灯し、間を置いてy回点灯する(コード『xy』を示す)。
8.LEDが点灯しっ放しになる。
9.以降、5〜8を繰り返す。エラーがすべて読み出されるとコード『11』(=チェック終了)が表示される。
過去にエラーがなければコード『12』の次はいきなり『11』となる。

過去のエラー情報は記憶され続けてるから、いろいろあったクルマほど『11』が表示されるまでいろんなエラーが表示されることになる。だから読出しが終了したら過去の記憶は消去しておくといい。消去は、『11』読み出し後にLEDが点灯状態になったらボタンを10秒以上押し続けることで可能。

で、肝心のエラーコードの意味が解らなければ何にもならないんだけど、実は205専用のマニュアルなんてモノは手元に無い。が、Motronic 1.3を搭載している車種自体は世の中にたくさんあるから、世界中のサイトから検索してみると結構見付かるもの。左は海外のあるサイトで見付けた情報(そのままだと著作権の問題があるので手作業で書き写しました(^_^;)。車種によっては205には当てはまらないコードもあったりするけど、まあだいたい共通しているので故障部位の見当はつけられる。

我が205は今回『32』『52』が読み出された。どうも混合気がおかしいようだ。ま、アイドル時だけだからいいか(苦笑)。

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