2009/05/17

最初っから作動しなかったドアスイッチ

この205を手に入れた時からわかっていた助手席側ドアスイッチの不作動。助手席側ドアは開けてもルームランプがつかない。べつに不自由することはないから放っておいたけど、せっかくだから調べてみることにした。

テスタであたってみるとやはりスイッチ自体の不良。ドアを開けた状態にしても導通がない。試しにスイッチにつながっている配線をアースに落としてやるとルームランプはちゃんと点灯した。

早速スイッチを分解しようとしたところ、やっかいなことにこのスイッチ、プラスチックの突起を溶かして封してある。こじ開けることはできるけど、元には戻せそうもない。でもまあどうせ壊れてるんだからとこじ開けて分解してみたところ、中からバラバラと細かいゴミが出てきた。
見るとスプリングがやけに短い。細かいゴミはこのスプリングの一部が錆びて朽ちたモノだったらしい。スイッチの構造自体は単純。ドアを開けるとこのスプリングによって接点が押し出されて右端の金属板に接触することで回路がつながる構造になっている。でも、このスプリングの長さじゃドアを開けても接点が接触する位置まで届かない。

とはいえ、代用となる都合のいいサイズのスプリングなんてものはそうそうあるもんじゃない。が、部屋をあさってるとレスポール(エレキギター)のピックアップに使うスプリングが何本か出てきた。少々細いけど長さは充分。入れてみるとなかなか具合がいい。

スプリングが錆び落ちてるってことは接点もヤバそうだ。
外してみればやっぱり錆だらけ。ヤスリでピカピカになるまで磨いてやった。

と、ここまでやったものの問題は組付けだ。無理やりこじ開けちゃったから接着剤か何かで止めるしかないけど、常にスプリングの力がかかってるからこれを押さえつけて接着しなくちゃなんない。
ご覧のとおり洗濯バサミを駆使して押さえつけたところに瞬間接着剤を垂らし、さらにプラリペアで補強した。このまま数時間放置すれば何とかなりそうだ。

壊れてすっ飛ぶのは時間の問題のような気もしなくはないけど、一応接着完了。

クルマに取付け、念のためグリスを注入して元通り防水ゴムカバーをかぶせて完了。助手席側ドアでもちゃんとルームランプがつくようになったぜ。

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