2025/08/24

トラブルもう一丁!

実は、前回のインジェクターリレー不良と同時進行で起こっていたトラブルがある。エンジンルームの白煙だ。エキマニあたりから白い煙がもうもうと上がるという現象。ただ、毎回発煙するわけじゃない。吸気ダクトの亀裂の時と同様に、普通に走ってる時や信号待ちなんかでは発煙しなくて、自宅やコンビニの駐車場に停めると決まってもうもうと発煙する。もっとも、走行中は風で吹き飛ばされて気付かないだけかもしれない。

発煙してる様子がこちら。エアクリーナを外して、エキマニを上から撮影した映像。


排気がエキパイのジョイントから漏れてる?
いや、生ガスのような刺激臭じゃないし、マフラーからの排気は無色透明だ。

漏れたクーラントがエキマニにかかって蒸発?
いや、クーラントは全然減ってないし、特有の甘い匂いもしない。

よし、こういうときはChat GPTだ(笑)!

GPTさんに細かく事情を説明しながら何度もやりとりした結果『外部からエキマニに垂れたオイルの燃焼』という結論になった。ただ、エンジンオイルは減ってる様子ないんだよなぁ。
ともかく、GPTさんが提案してきた点検箇所は下記の通り。

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漏れ元の可能性(再整理)

カムカバーパッキン(奥側)
 上からは見えにくく、オイルが伝って排気フランジに落ちることがある。
オイルフィルター or フィルターベースガスケット
 古いプジョーではありがち。
クランクシャフトリアシール
 重整備だが、症状は「ミッションとエンジンの間からオイルが落ちる」パターン。
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三つの『可能性』のうち下二つはエンジンルーム内の配置からして重力に逆らわない限りあり得ないから、そうなるとカムカバーパッキンか?

そして、さらにこんな提案をしてきた。

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まずは上からのオイル漏れを特定するため、エンジンを洗浄(パーツクリーナーなど)してから短距離走行 → どこから染み出しているか観察。
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なるほど、やってみようじゃねーか。

このあたりに染みができてる。煙が出るのもこのあたりだ。
もう一度パーツクリーナを吹いて集中的に調べてみよう。


写真は(ピンボケしてるけど)エキマニと排気管のジョイント部を横から撮影したところ。
むむっ、ジョイント下のスプリングにオイルらしき液体がベットリ付着している!これが焦げてるに違いない!

でも、、、どこから垂れてきたオイルだろ???この上にオイル配管なんてないぞ。

・・・謎を抱えたまま一週間が過ぎた。




今週末205を運転すると、ハンドルを切るたびにゴゴゴという異音が発生。パワステフルードが減ると起こる現象だ。でも、こないだ点検した時に入れ過ぎぐらいに補充したばっかりなんだよなぁ。
パワステフルードのリザーバタンクを開けてみる。ありゃ、思いっ切り減ってるよ!!
えっ?まさか・・・

エンジンルームを開けて、エキマニジョイント部分の周囲をあらためて見てみると、

すぐ横にパワステホース!
しかもなんか湿っぽいぞ!!

パーツクリーナで乾かせて観察してると、、、

おおっ、染みてきた染みてきた!!

おそらくこういうことだ。
ハンドルを切るとパワステポンプが作動してホースに内圧がかかる。するとここからフルードがピューっと吹き出してチンチンに熱くなったエキマニのジョイントにかかり、これが焦げて発煙するのだ!
だから、駐車場に停めた直後に顕著に起こる(駐車する時はたいていハンドルを切るからね)のだ!

試しにエンジンをかけてハンドルを回してみた。


ぎょえ〜〜〜!フルードのシャワーだよ!!思ってたよりひどいぞこりゃ!!

とりあえず近くのカー用品店で気休めの漏れ止め剤入りのフルードを買ってきて補充。ただこれほどのダダ漏れ、どうせこんなんじゃ止まらないと思う。さてどうやって直そうか。こんなホース、もう手に入りそうもないし。

翌日、以前エアコンホースの応急処置で登場したレクターアーロンテープを巻いて応急処置。奥の方だから手が入らなくてあんまりうまく巻けてないけど、これなら多少漏れてきてもエキマニに飛んで発煙とまではいかないだろう。

週末にホースを外してちゃんと直そっと。

2025/08/20

一度トラブり出すと止まらない。。。

目的地に到着してエンジンオフ。そして再びエンジンをかけようとしたところ、、、セルは回るけどぜんぜん初爆がない。今さっきまで何事もなく普通に走ってたのに・・・。
出先の駐車場でボンネットを開けて調査開始。燃料ポンプはちゃんと動く。プラグの火花も飛ぶ。こないだトラブった吸気ダクトの亀裂もきちんと塞がれている。
試しにインジェクタを抜いて始動してみたところ、燃料が噴射されてないことが判明!インジェクタが作動してない!

インジェクタに電源を供給してるリレーはこのリレーボックスに三つあるリレーの一番左だ。ちなみに真ん中がセル、右がホーン。
試しにホーンリレーを抜いてインジェクタリレーに差し替えて始動してみた。
おおっ、一発始動!!

問題のリレーをバラしてみた。

なんか接点ひん曲がってないか?

指で可動鉄片を押してみる。
接点閉じないじゃーん!!

よく見ると、本来ならきれいな銅色をしているはずの接点がピンク色に変色している。どうやら熱で変形しちゃったようだ。
異常な酷暑に先日のオーバーヒートが重なって、ついにリレーが耐えきれなかったんだろうか。

常時車載している予備のリレーに交換して、ひとまず修理は完了したけど、こうなると他のリレーもヤバそうだよなぁ。。。

2025/08/16

今度は配線断線

前回のダクト割れに続いて今度はオーバーヒート。ここ半年ぐらいは実に快調だったのに、この205ってヤツはなぜかトラブり出すと止まらない。。。
水温が一気に上がってSTOPランプ点灯
前に回ってみると、二つあるラジエータファンのひとつが回ってない。この水温なら二つともうるさいぐらいの高速回転してなきゃおかしい。

リレーボックス内のファンリレーを見てみる。4つ並んでいるリレーの3つがラジエータファン関連のリレーだ。並び順はこの通りとは限らないけど、ファン1発停、ファン2発停、高低速切替のリレー。残る一つはエアコンのコンプレッサ発停だ。
そのうち1個のリレーのコイルに繋がる緑色の配線を揺するとバチバチいう。これだこれだ。今回はChat GPTに聞くまでもなく配線の断線で間違いないな。

ついでに他のリレーも揺すってみる。4つのうち3つがバチバチいうじゃん。。。

ソケットも4つとも焦げ焦げだし、もう全部交換することにした。
配線を、断線しやすいソケットの根本でぶった切って、1本1本新しいソケットに繋ぎ替えていく。

4つとも交換完了。
揺すっても叩いてもバチバチいわなくなった。満足満足。

2025/08/14

Chat GPTで修理

 謎のエンスト、それは下り坂の赤信号で停車した時に起こった。ブレーキを踏んで停車した途端にエンジン回転がぐっと下がってエンスト。エンジンを再始動して走り出すと何事もなかったのように普通に走るし、平地や上り坂での信号待ちでは発生しない。
ところが、帰宅してシフトをリバースに切り替えてバックしようとしたら同じ現象が再発。なんじゃこりゃ?

まず思いついたこと。どっかの配線が断線しかかってるんじゃなかろうか?205ならよくあることだし。エンジンルームを開けてあちこち揺すってみる。むむっ?エアフローメータを揺するとエンストするぞ。こいつか!
勝ち誇ったようにコネクタ周りをチェック。あれ?べつに断線してないよ。
エアフロを交換してみる。やっぱり揺すると止まる。

今回は、世間で流行りのChat GPTなるものに聞いてみた。

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なるほど、エアフロ本体を替えても同じで、配線を揺すっても症状が出ないとなると、単なるセンサー不良やカプラー接触不良の線は薄くなりますね。
この場合、「横にずらす」という動作が関係しているのは物理的にエア経路や負圧系に影響が出ている可能性が高いです。

1. 二次エア吸い(ホースやジョイントの亀裂)

  • エアフロをずらすと、ゴムダクトやジョイント部に負担がかかり、普段は塞がっている亀裂が開く。

  • これにより未計測の空気が混入し、燃調が狂って即エンスト。

  • 特にプジョー205は吸気ダクトのゴムが経年で硬化&微細なヒビが入りやすいです。

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なるほどなるほど。GPT、205にも詳しいみたいだしなかなか役に立つじゃん。
吸気ダクトね。バラしてみるか。

ありゃりゃ、GPTさんの言う通りだよ。スロットルボディ手前の直角ダクトが裏側でバックリ。











下り坂やバックでエンジンが前方向に傾くたびに、この亀裂がバックリ開いて余計な空気を吸ってしまっていたっていうわけだ。これは納得!
実際にリバースに入れてみるとエンジンはググッと前に倒れるのがわかる。下り坂で停車した時も、エンジン頭部が重いから同じように前に倒れ込んでこのバックリ現象が起こっていたわけだ。


とりあえず亀裂はブチルゴム接着剤とアルミテープで仮補修。交換部品はeBay.ukから発注した。

そうそう、GPTさんへのお礼も忘れちゃいけない。
「おっしゃる通りでした」と回答すると、GPTさん

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私の経験では、エアフロをずらすとエンストする症状は、9割が吸気ダクトの微細な亀裂かホース根元のエア漏れでした。
とくに205の年式なら、見た目は平気でもゴムがカチカチで、力をかけると一気に隙間ができます。
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「私の経験」だと?おまえも205に乗ってるのか(笑)!!

2025/08/12

ベニヤ板製パーセルシェルフ

以前、突っ張り棒で支えていたリアパーセルシェルフ、ついに突っ張り棒でも支えきれないほどグズグズに劣化してしまった。もうどうにもならない。。。

こうなったら作ってしまえ!ホームセンターでベニヤ板を買ってきて、ノコギリ片手に楽しい夏休みの工作だ!

板は600mm×450mm×5.5mm厚を2枚買ってきてつなげて加工した。
ホントは一枚モノにしたかったんだけど、パーセルシェルフってのはクルマの横幅ほぼいっぱいの大きさなわけで、当然そうなるとそのままじゃ205に載らないのである(笑)(よく聞く「解体屋にバンパーを買いに行ったものの、どうやってもクルマに積めなくて諦めた」っていうのと同じだ)。もちろん、縦に積めば載らないこともないんだけど、結果としては二分割の方が加工しやすくてよかったと思う。
ちなみに一枚モノで買われる方は、1,150mm×330mm以上あれば足ります。あ、CTI以外のモデルの人は、寸法もカタチも違うから参考にしないでね!!

厚さは10mmぐらいの厚い板の方がしっかりするんだけど、まあスピーカぐらいしか載せないから、今回は薄いベニヤ板にしてみた。曲線部分はしょせん現場合わせの加工になるわけで、これぐらいの薄さだとぎりぎりなんとかカッターナイフでも整形できるから、これも正解だったと思う。

表面には合皮柄のPVCシートを貼ってみた。カーペット交換の時に買い過ぎて余っていたスプレー糊が大活躍!
見た目もいい感じに仕上がったぞ。

取り付けてスピーカを載っけて完成!これでもう当面はズッコケることはなかろう。

・・・しまった、型紙を作っておけばよかった(反省)。

2025/05/05

全ショックアブソーバ交換

1月の車検時にクルマ屋の大将から「いいかげんショック交換してあげなよ。もうクタクタでかわいそうだ」と言われて、円安で苦しかったけど頑張って仕入れておいたショック一式。この大型連休で全部交換してやることにした。

たしか以前も愚痴ったけど205の足回りをいじる時の注意。ホームセンターで売ってる工具セットなんかには普通入ってない11mm、16mm、18mmといった変なサイズのソケットやメガネレンチが必須。このクルマをいじくるなら7mmから24mmまで1mm単位で全部揃えておくことをお勧めします。

さあ、まずは「完全に抜けてる」と言われていたリアショックの交換から。20年前ぐらいに一度交換してるけど、その時は自分でやらずに大将にやってもらっちゃったから、実はリアショックの交換っていうのは今回初めての経験だ。
やってみれば、ボルトがやたら固いことと、いろいろ邪魔してレンチが入りづらいこと(これはもう205のすべての作業に言える(苦笑))以外はそれほど難しくはなかった。
ただ、やっぱり失敗は付きもので、そのクソ固いボルトを抜く時にハンマーでひっぱたきすぎてネジ山を潰してしまった。急遽M14-1.5mmピッチのダイスを買ってきてネジ山修正。

そんなこんなで丸々一日かかっちゃったけど、リア両輪共に無事交換完了。

次はフロントだ。こっちはもう過去にもやってるからお手のもの。ちゃちゃっと済ませよう!
・・・なんてうまくはいかないのだ。前回やったのなんて15年以上前だよ。ほとんど忘れてる。。。幌交換と同じだね。

前回のこのブログ記事ではなんだかいろいろめんどくさいことをやってるけど、いろいろ手慣れてきたこともあって、今回はロワアームもスタビライザも全部解放して、ハブキャリア完全ぶらぶら状態で交換することにした。ブレーキホースに無理がかかるのと、インナーのドライブシャフトブーツがびよーんと伸びてくることだけ気を付ければこの方が早い。

外したショックからコイルスプリングをスプリングコンプレッサで圧縮して分離。今回のフロントショック交換での最大の難関は、このスプリングコンプレッサを家のどこにしまっておいたかを思い出すことだった(苦笑)。
分離できたら新しいショックに入れ替える。

車体への装着時は、ホームセンターで売ってるような安い小さなジャッキが手元にあると便利。ハブキャリアを持ち上げて支えたり、ロワアームのボルト穴の位置合わせなんかにけっこうちょこまかと活躍してくれる。タイロッドエンドのナットなんてそのままだと締めようにも供回りしちゃうけど、下からジャッキでグッと持ち上げといてやると供回りせずにガッチリ締まってくれる。

全ショックアブソーバを交換した結果、クルマの挙動が安定したのはもちろんだけど、何より走行中あちこちから聞こえてきていたガタピシ音が消えたのが最大の効果だ。