2010/11/07

バッテリのマイナス端子不良

バッテリのマイナス側端子のネジがバカになった。どうやらツマミ状のナット側のネジ山がナメちゃってるみたい。
まあこんなもの金属のナットなら何でもよかろう。
念のためダイスで雄ネジ側のネジ山を切り直して普通のナットで固定。この方がかえってガッチリ締まっていいような気もする・・・。

2010/11/03

分割式ドライブシャフトブーツ

ジャッキアップして足回りを覗いてみたら何やら右のハブ回りにグリスが飛び散っている。お約束のドライブシャフトアウターブーツ切れだ。実はこないだエンジンが脱落した時に破れかかっていたのをクルマ屋の大将がシール剤で応急処置してくれてた部分だから、長くは保つまいと覚悟していた。 
わかりにくいけど写真の矢印の部分がばっくり割れている。

普通の交換用ブーツは手元にあるんだけど、気付いたのが夕方だからできればドライブシャフトを抜かずに簡単に済ませたい。となると、タイヤを外すだけで交換できる最近流行りの分割式ブーツを使うのが手だ。でもまだ輸入車はごく一部のモデルしか設定されてないし、今後205用が用意されることは永久にないだろう(苦笑)。
そこで、国産車用で似たような寸法のモノを探してみる。ミヤコ自動車製だとM-502G、M-528Gあたりが合いそうだ。今回はたまたま近所のカー用品店にあった(しかも在庫処分半額セール品!)M-502Gを使ってみた。

裂けたブーツをカッターで切って外し、剥き出しになったベアリングに残っている古いグリスをできるだけキレイに拭き取る。

ベアリングに新しいグリスを塗り込んだら分割式ブーツを被せる。そしてブーツの合わせ目部分に付属の潤滑剤を塗って順次嵌め込んでいく。汚れるけどここは素手の方がやりやすい。ちなみに、大径側は内側で嵌め込んでおいてから被せるようにすると簡単。

あとは大径側と小径側それぞれにブーツバンドを締め込んで完成!
・・・よく見たらストラットの下端に完全に当たっちゃってるけど、大丈夫だろうか?

タイヤを付けて車重をかけてみたところどうやらぎりぎりクリアランスは取れているようだ。激しい走り方をしない限りたぶん問題ない・・・ってことにしとこう(苦笑)。







ちなみに、国産分割式ブーツではミヤコ自動車と双璧である大野ゴム工業・オーレッグシリーズは、大径側・小径側共に大きめに作られていて(おそらくブーツ自体は品番問わず共通品)、これに品番ごとに厚みが異なるグロメットと呼ばれるゴムパッキンをかますことでいろいろなシャフト径に対応するようになっている。そのためブーツ自体のサイズが大きくて、ただでさえスペースがギリギリの205には向かない。もちろん、まさか205に流用されるとは思ってもいない大野ゴム工業さんには罪はないけど(苦笑)。

2010/10/23

とうとうオルタネータが故障

走行中にチャージランプがぼんやり点灯し始め、やがてバッテリの電圧がどんどん下がっていった。
そう、ついにその時が来たのだ!オルタネータの故障だ!
・・・いや、決して待ってたわけじゃないけど(苦笑)、正直17万kmもの長い間よくノーメンテナンスでもってくれたと思う。
オルタネータ自体はボルト三ヶ所を外すだけで(奥のエンジン側の1本は緩めるだけ)比較的簡単に外れる。
外したオルタネータ。三菱電機製80Aタイプ。妙にキレイに見えるのは、こないだペンキで塗ったから(^_^;。
果たして直せるのかどうかわかんなけいど、まあ最悪中古品と交換しちゃえばいいからドライバとプラハンマーとタガネを使ってとにかくさっさとバラしていく。そんなに難しい構造じゃないから、外枠の長ネジ三本を外したらあとはプーリ側の1/3を少しずつ分割していくだけだ。
ステータ部分の分割。プラスとマイナスの端子のネジをそれぞれ外側と内側から外して、ステータ配線を中継している端子板の固定ネジ4本を外す。が、この4本、ステータが邪魔しててえらく外しにくい。8mmの小さなスパナでチマチマと外したけど、おそらくステータを外してからやるのが正統な方法なんだろな。
オルタネータは無事三分割に。
一番疑わしいのがこのブラシ。うーん、けっこう減ってるみたい。
外したブラシ。プラス側(右)はまだ何とかなりそうだけど、マイナス側(左)がかなりヤバい状態だった。減り方もきれいな円弧状じゃないし摺動面にも大きな傷が入っていた。おそらくこれが発電しない原因だろう。
で、新しいブラシはどうするか。。。もちろん手持ちなんてない。
三菱電機系列の会社に勤めてるから普通に考えれば何か入手ルートがありそうなもんなんだけど、自動車部品関係は事業部が全く違うからまったくお付き合いがない。これだから大企業の縦割り体質は困る(苦笑)。
仕方ないから古いブラシとノギスを持って近くのホームセンターに。
電動工具売場にある交換用ブラシの中から似たようなサイズのモノを探してみたところ、写真下のリョービの電動工具用“607BF”というブラシが寸法的に何となくいい感じだったのでこれに決定。
ブラシのリード線は純正品の場合ハンダ付けだけど、ブラシハウジングの構造を見る限りこのリョービの新しいブラシをスプリングごとそのまま放り込むだけでも大丈夫そうだ。実際、テスターでもチェックしたけど放り込んだだけでちゃんと導通している。

ブラシを交換したら再組立てなんだけど、ローター部を差し込む際、出っ張っているブラシを一時的に引っ込めてやらなくちゃいけない。
写真がピンボケだけど、この穴に細い六角レンチを突っ込むとうまいことブラシを引っ込めておくことができるようになっている。
組み上がったオルタネータ。
せっかくだから汚れても目立たないように真っ黒に塗ってみた(苦笑)。
車体に装着。
エンジンをかけてみる。11.1Vしかなかった電圧は一気に13.7Vまで上昇!間違いなく発電してくれてるぜ!
エンジンを止めてかけ直すと最初数秒ばかり発電しないことがあるけど、これはまだブラシの接触面が馴染んでないからだろう。

町内を一周してきてからエンジンを止めてベルトの張りを調整。あとは弱ったバッテリを補充電すれば無事完全復活。今週末はお天気もいいみたいだし、思う存分走り回れるぜぃ!

2010/10/11

壊れたAT分解

春に交換してから軒先にずっと放置してあった壊れたATを分解してみることにした。
内部のクラッチ類を次々に外していく。
このあたりは特に問題はなさそう。
プラネタリギアを取出した。
ありゃりゃ、こりゃひどいよ。
ご覧のとおり、ギアの歯が傷だらけ。写真には写ってないけど、完全に欠けちゃってる歯もあった。
おそらく、ATパンに落ちていた金属片が噛み込んでいたんだろう。
ここまで破損した部位はなかったから、金属片の発生源はこのさらに奥のローラベアリングだと思われる。
が、ここから先がどうしても分解できない。あらためて次回、英語マニュアルを解読しながらバラしてみようと思う。

2010/09/23

お取り寄せ(円高バンザイ2010年編)

終わりの見えない円高。日銀が介入するも効果は一時的なもので輸出産業は悲鳴を上げている。日本経済に落とす影は計り知れない深刻な事態だ。
・・・逆に、円高で被害を被っている人たちには申し訳ないけど、私にとってはこりゃ英国への部品発注のチャンス。

実は1ポンド=140円程度まで上がってきた頃からネットでポンド相場をまめにチェックしていた。先日の日銀介入時にはちょっぴり下がったものの、その後は再び1ポンド=130円前半あたりで落ち着いている。数年前は1ポンド=200円前後だったのがウソのようだ。これは今しかない!とばかりに、エンジンが落っこちてる間に半ばヤケッパチで思い切って発注(^_^;。

毎度おなじみのAUTO FIVEテープがベタベタ貼られた荷物が英国からはるばる到着。
今回注文したのはライト関係とエンジン脱落で損傷しちゃった部品類。円高のおかげでヘッドライトでも1個6千円ちょっとだ。もちろんこれは新品だから、オークションなんかで1個1万円もの値がついてる中古品は今はえらく割高ってことになる。ただ、モノがデカいだけに今回は送料がちょっとばかりかさんじゃったのは想定外f^_^;。でも、送料を上乗せしたっておそらく国内ディーラー価格の半分以下だし、国産車よりも安いと思う。

2010/09/19

ボンネットが開かない・・・

エンジン脱落から無事復帰した205、大将の工場ではとりあえず走行できるようにすることを優先で組み上げたけど、エンジンルームの配線がグチャグチャなままだったので整線しようとボンネットオープナーを引いた。
「スコッ!」
ありゃ?手応えがないよ。
・・・理由はすぐにわかった。以前から、ボンネットキャッチャ側のワイヤの引っかかりが甘いことが気になってた。まず間違いなくそこが外れたんだろう。

直すにはまずはボンネットを開けなくちゃなんない。・・・って、どうすりゃいいんだよ!? 

フロントグリルのライオンの頭上の隙間の奥に小さな穴を発見。位置的に考えてもおそらくこれが緊急解放用の穴だろう。ここに何か特殊ツールを突っ込んで何かすれば開くんじゃないだろうか。

もちろん特殊ツールなんてものはない。けれど、キャッチャの構造は以前バラした時に見てるから何となく覚えている。

細いマイナスドライバを突っ込んで、手先に神経を集中させて穴の内部で当たる物の形状を探ってみる。
「おっ、これがたぶんボンネット側のピンだな」
「むっ、この感触は開閉用のスプリングだ」
一人でブツブツ言いながらも、まさかこんなことで結局はディーラーの世話になんなくちゃいけないのかと内心結構焦っている(苦笑)。

その時、スプリングの反対側に何か金具のような物の手応えを感じた。
「もしかして・・・」
ドライバを当ててハンマで一撃!
「バンッ!」という音と同時にボンネットが上がった\(^o^)/! 

アッパーサポートを外してワイヤとキャッチャをつなぎ直し、外れないように叩いて曲げ加工して完了。一時はどうなることかと思ったけど(最近多いな、こういうケース(^_^;)、以前何気なくうろ覚えしてた部品構造の記憶がこんな時に役に立つとは我ながら感心感心(苦笑)。