2008/08/09

エアコンガス漏れ(コンデンサ)<対策編>

6月にガス漏れが発覚して交換したエアコンのコンデンサ。なんであんな配管接続部の付け根なんかからガス漏れしたのか。

冷静に考えれば答えは簡単だった。去年やってしまった高圧配管の銅管化だ。
ただでさえコンプレッサの振動がダイレクトに伝わる高圧側配管だからこそ、どのカーエアコンでもここは耐圧ゴムホースを使用して振動吸収させているのだ。それを銅管でガッチリつないでしまってはその逃げ場がなくなり、結果として一番力のかかる接続部の付け根からガス漏れしてしまうのは当然のこと。

エアコン屋がこんなことではイカン!ということで、再びここを耐圧ゴムホースに戻すことにした。もちろん元々付いていたホースは前回破裂してしまったので流用できない。
そこで、ホース屋さんに行って作ってもらったのがこれ。205のエアコン用の接続継手なんておそらく日本の規格外の変なヤツに決まってるだろうから(笑)、ここはエアコン界では一般的なフレア継手を両端に付けてもらった。これなら自前の道具でどうにでもなる。オーダーメイドなのでそれなりに高いのではと心配だったが4千円でお釣りがきた。今後は耐圧ホースが破裂しても安心だ。

前回取付けた銅管を外し、代わりに別に用意したフレアジョイントをロー付け。

これに耐圧ホースをつないで高圧配管アッセンブリの出来上がり。いよいよ組付けだ。

ジョイントだらけでなんだかかなりゴツいけど、一応目論見通り完成。









今回はせっかくガスを入れ直すので、たびたびのガス漏れでおそらくかなり減っているであろう冷凍機油も補充してみた。R134a用でかつR12のレトロフィットにも使えるPOEオイルを選択。

この冷凍機油の補充というのは専用器具がないとなかなか厄介。あいにくそこまでは個人では持ってないので、今回はこんなモノでやってみた。底に穴を開けた冷媒のサービス缶。事前にこの穴から所定の量の冷凍機油を缶の中に入れておき、真空引きした冷媒回路につないでバルブを開けて吸い込ませる。
缶のオイルがすっかり飲まれたところで再びチャージホースをつなぎ替えて本チャンの真空引き。POE油は比較的吸湿性が高いといわれているため、冷媒回路内の乾燥度を少しでも高めるべくここはいつもより長めに実施。
あとはいつも通り冷媒をチャージして完成。
作業終了が涼しい夕方になってしまったため、冷凍機油補充の効果は明日確認してみよう。

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