2008/10/18

走行中いきなりエンジンストップ!<解決編>

入院から1ヶ月、この日も朝から整備工場だ。相変わらず原因がつかめぬままプラグを替えてみたり燃料ポンプを交換してみたり・・・。
大将「面倒だけどタイミングベルトをもう一度調べてみるか?」。
俺「そうだねぇ」
大将「じゃあ頑張って。工具はテキトーに使っていいから、わからないところがあったら声掛けてくれ」
俺「え〜っ、俺がやるの〜?」
大将「自分のクルマなんだから当たり前じゃん(笑)」

タイミングベルト交換作業、一応独学でやり方だけは調べてたけどかなりめんどくさい印象があったからこそ今回は大将に頼んだのに、結局は自分でもやってみるハメに(苦笑)。
右前輪を外し、奥のカバーを外し、エアコンベルト、オルタネータベルトを順に外し、カムプーリとクランクプーリの位置関係をマーキングして、ベルトカバーを外し、テンショナを緩めて・・・あ〜〜〜マジに大変なんですけど〜。

異変に気付いたのは上側のベルトカバーを外した時だった。写真の通り、よく見るとベルトのコマのピッチがプーリ端部で微妙にズレている。
大将「こないだタイミングベルトを交換した時、テンショナは前期型の113コマ用だったんだよな?ってことは114コマのベルトじゃやっぱりまずいんじゃないか?」
113コマのベルトと比べてみると、長さはあまり変わらないもののなるほど確かにコマのピッチが微妙に違うのだ。






つまり、こういうことだと思われる。

1.車検時に交換してもらおうと持込んだ部品は“後期型114コマ用ウォータポンプ”、“後期型114コマのベルト”、“後期型114コマ用偏芯ローラ式テンショナ”。

2.ところがエンジンを開けてみてビックリ、付いているテンショナはなぜか前期型113コマ用と同じ“スプリング式テンショナ”だった。

3.車体自体は年式もエンジン形式も紛れもない後期型なので、「おそらくテンショナの形式だけがたまたま前期型なんだろう」と考え、テンショナはそのまま交換せずにウォータポンプとベルトはすべて114コマで組上げてしまった。

4.しかし(ここは想像だが)後期型に切り替わって間もない時期のクルマだったため、エンジン本体は後期型でありながら実はメーカーはタイミングベルト回りの部品にすべて前期型113コマの在庫品を流用していた。

3.ということは、カムプーリもクランクプーリも113コマ用であるため、114コマのベルトではすべて微妙にコマのピッチが合わない。が、ほんのわずかなズレなのでベルトの弾性でその時はとりあえずうまく回ってしまった。

4.クルマを引き取って、そのまま数百キロも走ったところでズレに耐え切れなくなったベルトがついにコマ飛びを起こし、いきなりエンストした。

結局、最初に年式だけを頼りに部品一式を手配した私の責任ということだ(;_;)。
「さあ、暗くならないうちに頑張って交換してね〜!」の大将の冷たい声(-.-;。仕方なしにただでさえ手の入らないような隙間のボルトをなんとか回し、ヒーコラヒーコラ言いながら(笑)ウォータポンプとテンショナ、そしてベルトを前期型113コマ用に交換。
大将「すっげー、このヘンタイ男、ホントに1人でやり切っちゃったよ!」って、うるさいっ(笑)!
でも、エンジンが一発始動した時にはあまりの嬉しさにマジに涙がこみ上げましたぞ!

・・・すっかり夜も更けた帰り道。久しぶりの205。ミニも悪くないけど、やっぱり俺はこのクルマだなぁと実感。独りニヤニヤしながらステアリングを握る姿を見た対向車はさぞかし気味が悪かっただろう(笑)。

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