ただでさえコンプレッサの振動がダイレクトに伝わる高圧側配管だからこそ、どのカーエアコンでもここは耐圧ゴムホースを使用して振動吸収させているのだ。それを銅管でガッチリつないでしまってはその逃げ場がなくなり、結果として一番力のかかる接続部の付け根からガス漏れしてしまうのは当然のこと。
そこで、ホース屋さんに行って作ってもらったのがこれ。205のエアコン用の接続継手なんておそらく日本の規格外の変なヤツに決まってるだろうから(笑)、ここはエアコン界では一般的なフレア継手を両端に付けてもらった。これなら自前の道具でどうにでもなる。オーダーメイドなのでそれなりに高いのではと心配だったが4千円でお釣りがきた。今後は耐圧ホースが破裂しても安心だ。
今回はせっかくガスを入れ直すので、たびたびのガス漏れでおそらくかなり減っているであろう冷凍機油も補充してみた。R134a用でかつR12のレトロフィットにも使えるPOEオイルを選択。
缶のオイルがすっかり飲まれたところで再びチャージホースをつなぎ替えて本チャンの真空引き。POE油は比較的吸湿性が高いといわれているため、冷媒回路内の乾燥度を少しでも高めるべくここはいつもより長めに実施。
あとはいつも通り冷媒をチャージして完成。
作業終了が涼しい夕方になってしまったため、冷凍機油補充の効果は明日確認してみよう。
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