2007/12/30

ドア塗装で爆発!!

実は今年の夏、純正色(スカーレットレッド/#KG)のスプレー塗料が手に入ったので引っ掻き傷だらけだった右ドアを塗装したのだが、経年劣化で退色した我が205とはあまりに色味が違いすぎてドア色がムラムラになっちゃっていたのだった(-.-;。そこで、今回はこの年末年始の休みを利用して塗り直しに挑戦!

とはいえ、退色した色にぴったり合うスプレー塗料なんてものは簡単に手に入らない。ま、今より似たような色ならよかろうととりあえずカー用品店でそれっぽい色のタッチアップペイントを買ってきて、ボディの隅にチョイチョイと塗って色比較。どうやらマツダのA3Eというカラーがいけそうだ。

色合わせ用に買ってきたこのタッチアップペイントを無駄にすることはないので、最近ホルツやソフト99から売り出されているタッチアップペイントを装着して使うタイプのエアゾールスプレーを使うことにした。


まずは前回塗って合わなかった純正色塗装をサンドペーパーで落とし、表面をきれいに整える。地金に塗装するわけではないのでプラサフ等の下塗りは省略。その後、ドア回りをマスキングしてさあいよいよ塗装だ。


一般的に冬の寒い日はエアゾール缶の内圧が低いため塗料の粒子がどうしても大きくなってしまうので、エアゾール缶を温めてから塗装するのがセオリー。風呂場の洗面台にお湯を張って、そこにスプレー缶を浸けて温めることにした。外は寒いからすぐに冷めないようにと給湯器の温度設定は“最高”に。が、、、

数分後、
ドッカーーーン!!!

突然ものすごい爆発音!!目の前は水しぶきで何も見えない!!
・・・そう、湯の温度が高すぎてエアゾール缶が破裂したのだ(^o^;;。
カミさんが2階から駆け下りてくる。「何?何が起こったの!?」

自分の体は何ともなかったのでそれほどの事態とは思わなかったけど、メガネを拭って落ち着いて辺りをみれば、全身ずぶ濡れ、床は水浸し、天井や壁もびしょ濡れ、化粧台の歯ブラシやら石けんやらコップはそこらじゅうに散乱。ご覧のとおり洗面台の栓のチェーンが引きちぎられるほどの爆発。妻の弁によれば「家が揺れた」そうな。。。

確かにエアゾール缶というものにはどれも必ず『40℃以上にしないこと』と書いてある。風呂の温度ぐらいにしておけばいいのに、給湯器は最高温度設定。おそらく60℃ぐらいの湯に浸してしまったのだ。今回は塗料の入っていない単なるエアゾール缶だからよかったものの、もし塗料入りのスプレー缶だったら・・・と思うとゾッとする。しかも、缶の破裂方向によってはケガをしたり窓ガラスを割ったりしかねないので、みなさんもぜひご注意くださいf^_^;。

気を取り直して、あらためて今度はちょうどいい人肌の湯(苦笑)に浸して温めたスプレー缶で塗装開始。

数日かけて仕上げる予定なので、続きはまた後日追って。

2007/12/09

中古ナビを無理やり取付!<覚え書編>

ナビ取付けもひと段落。クルマとは関係ない別の作業のためにホームセンターで材木を購入。

以前、竹ボウキと熊手を買ってリアシートに突っ込んで走った時も妙に似合ってたものだけど、材木を積んだ205もなかなかサマになる(笑)。

一連のナビ配線、さすがに忘れちゃいそうなので自分への覚え書きとしてシステム全体の配線図をアップf^_^;。

2007/12/08

中古ナビを無理やり取付!<ミュート配線編>

先日一応取付けが完了したカーナビだが、アルパイン製の本体から『GUIDE CONT.』と書かれた配線が1本遊んでいる。調べてみると、どうやらカーナビの音声案内時に自動的にオーディオ機器の音量を下げるためのミュート信号出力であることがわかった。そういえば元々付けてあるカロッツェリアのカーステに『MUTE』という入力配線が遊んでいたことを思い出し、「メーカーは違うけど、これとつなげりゃうまく動作するんじゃないか」と早速接続。しかし、接続と同時にいきなりカーステ側がミュート状態となってしまった。
テスターで調べてみると、アルパイン側は音声案内時に+5Vの電圧が出力される仕様なのに対し、カロッツェリア側はミュート配線をアースに落とすとミュートがかかる仕様であることがわかった。これでは直結できない。

ならば信号変換するしかないとばかりに部屋にあったあり合わせの部品で作った回路がこれ。アルパイン側の5V出力でフォトカプラのLEDを点灯させ、フォトトランジスタでカロッツェリア側をアースに落としてやるだけの超シンプルな回路だ。

小さな部品二つだけなので、裸で配線したものを熱収縮チューブでくるんで完成。はい、これでナビのお姉さんが喋ろうとするとちゃんとカーステは静かになってくれまっせ(^_^)v。

2007/12/01

中古ナビを無理やり取付!<取付編>

ひょんなことから10年ぐらい前の古〜いCD-ROMカーナビを入手。
エアコンのサービスマンをやっていた時代には地図を片手に毎日首都圏を走り回っていただけに、「俺様の頭の中には道路や地名はほとんど頭に入ってるから人間ナビで充分だぜ、ベイベ〜!」と強がって、これまでナビなんてものは付ける気もなかったのだが、タダで手に入ってしまったとなれば話は別である(^_^;。

早速ネットやら専門書やらを調べに調べまくったところ、3つの問題点にぶち当たった。

その1。
今回入手したナビは本体のみ。本来は専用モニタが必要なタイプなのだが、そんなモノはない(だからタダで手に入ったんだけど(^_^;)。
そこでモニタには、面白半分に入手した中古の『ルームミラーモニタ』を利用しようと考えた。しかし、ナビ側にはそういった汎用モニタ用のコンポジット出力はなく、専用モニタ用のRGBコネクタ出力しかない。

その2。
仮になんとか改造して汎用モニタを接続できたとしても、タッチパネルじゃないしリモコンの受光部もないから、なんにも操作ができない(笑)。

その3。
車速センサなどという近代装備は205には、、、ない(-.-;。

第1のモニタ問題は、いろいろ考えたが秋葉原のジャンク屋で売られていたRGB→コンポジット変換基板を利用することに。
オシロスコープでナビから出ている20ピンぐらいあるRGBコネクタの1ピン1ピンを丹念に調べてR、G、Bの各出力と同期信号出力ピンを特定(これは我ながらよくやったと思う(苦笑))。ナビ付属のコネクタボックス内の基板からこれらの配線をハンダ付けで取出し、それをRGB→コンポジット変換基板の入力端子に接続、さらにこのコンポジット出力をRCAピンケーブルでミラーモニタと接続した。

また、ただでさえゴチャゴチャしているナビ本体回りを少しでもすっきりさせるために、コネクタボックスはバラして中身の基板を取出し、変換基板と併せてテキトーなアルミケースに詰め込んで1ユニット化。よし、これで画面表示はOKだ。

続いてはリモコン受光部問題。このままじゃ何も操作ができず、ホントにただの地図だ(笑)。そこで別途中古の受光部を入手し接続することにした。
しかし、ここで受光部用のDC5V電源探しにひと苦労することに。
専用RGBモニタにも受光部はあるんだから、おそらくコネクタボックス内にも5Vを出力しているラインがあるはずなんだが、これがどうしても見付からない(最初5V出力してるのに2、3分経つと勝手に3Vにダウンしてしまうという変なラインがあって、こいつにかなり惑わされた)。
結局「ええい、めんどくせぇ!コンポジット変換基板の方にも5Vラインがあるからここから貰っちまえ!」と、ここだけ別回路から電源を拝借(^_^;。

本来悩むはずだった受光部信号出力線の接続先は、ナビから『REMOTE INPUT』と書かれた配線が出ていたので素直に信用してつないでみたらあっさり認識(^_^;。
・・・というわけで、場当たり的処置で無事リモコンも使用可能に(^_^;。

残る問題は車速センサだ。もっともこれが無くても衛星のGPS信号さえきちんと受信できていれば使うことはできる。トンネルや地下道を走行している際の補助的な位置決め機能だと思っていい。しかし、やっぱり無いと付けたくなるのが人情だ(笑)。
ネットで調べるとあと付けの車速センサもいくつかあることがわかった。ナビメーカーが別売で用意しているタイヤを磁化してその磁力で回転数を検知させるタイプのもの(やたら高い!)、自動車部品メーカーが主に 業務用タコグラフ用として用意しているもの(国産車対象のため205には付かない)、パーツショップがオリジナル商品として販売しているもの等々。
が、要は車軸が回転するごとに規則的にパルス信号が出りゃいいわけだ。自作魂が疼き出したのは言うまでもない(笑)。

秋葉原のジャンク店を回って買ってきたのは外部からの磁力で内部の接点がONになるリードスイッチ(1本100円!)と超強力ネオジム磁石(再生品・2個で1,400円)。

現在地球上で最も強力といわれているネオジム磁石2個を180度の位置でドライブシャフトに耐候性インシュロックで固定。たぶん普通の磁石でも大丈夫なんだろうけど、せっかく手に入ったからね。

リードスイッチにリード線をハンダ付し熱収縮チューブで保護したものを、市販の穴開ステーに取付け。写真手前側方向からの磁力で接点がONになる。

先ほど取付けたドライブシャフトのネオジム磁石に、下側から近接するようにこのリードスイッチ付ステーを取付ける。片側は中間ベアリングのボルトがうまい位置にあったのでこれにインシュロック止めし、反対側は下部シャシにネジ止めとした。磁石とリードスイッチの距離は一番近接した状態で10mmぐらい。

テスタをつないでタイヤを回してみると、おおっ、ちゃんと半回転ごとにスイッチが入るぞ!

アルパインのナビの車速入力は、片側をアースに落としただけの無電圧接点のままで接続しても認識するみたいだけど、今後車速パルスを他にも利用する可能性(あるのかよ(^o^;?)を考慮して一般的な国産車と同様のDC5Vの有電圧パルス出力となるように、室内側でありあわせの抵抗器2本で分圧回路を組んで接続。


かくして、超低コストでカーナビ取付が完了!古いCD-ROMタイプのナビだから正直あんまり期待してなかったけど、どうしてまだまだ充分使えるじゃん(^_^)。

ルームミラーモニタは5インチの半画面タイプ。これも実は見にくいんじゃないかと思ったけど、そもそも『人間ナビ』(笑)を自負している私にとっては時々見る地図としては充分だし、なによりダッシュボードなんかにきれいに埋め込まれたイマドキのクルマの純正モニタよりも運転中の視線移動が遥かに少なくて済むことが判明。これ、予想外におすすめですぜ。