その後すっかり好調だったエアコンだったが、突然高圧ホースが破裂!今までノントラブルだった部分だ(-.-;。
コンプレッサの吐出に接続されているホースジョイントの付根が完全に裂けてボロボロ。これじゃああのレクターアーロンテープをもってしても修復不可能だよ。。。
カーエアコンの冷凍サイクル中で最も高圧がかかる部分だけに、生半可な修理ではまたガス漏れの原因になる。何かいい接続方法はないものかと考えながら、コンプレッサ側とコンデンサ側のそれぞれのジョイント部分の内径を計ってみたところ、これがうまいことに9.52φの冷媒用銅管がちょうど差し込めるサイズ。一般的なルームエアコンの配管に使う銅管が流用できるわけだ。
早速ホース接続部分を切断し、銅管を差し込んでロー付け。
元どおり車体に装着して完成。ただでさえ狭っ苦しいラジエタ裏、ホースよりすっきり収まっていい感じじゃん(^_^)。
ついでにせっかくガスが全部漏れたことだからジョイント部分をすべてR134a用のOリングに交換。R134aは分子量が小さいため、R12用のOリングではガス漏れしやすいといわれている。
左の黒い方がR12用、右の緑色の方がR134a用。
今回は冷媒回路の大気開放時間が長いので、水分が少しでも抜けるようにいつもより念入りにトータル1時間ばかり真空引き。
続いてガスチャージ。マニホールドの低圧圧力とコンプレッサの吸入配管温度、サイトグラスの泡の状態を見ながら最適なガス量に調整する。専門家としてここだけはガソリンスタンドには負けられない(笑)。
そんなわけでとりあえず破裂前と同じように冷えるようになったが、、、果たして次はどこが壊れるのか・・・。
・・・あっ、せっかく高圧配管をやり直したんだから高圧ポートも取付ければよかった!!
2 件のコメント:
注:ここに記載した高圧配管の銅管化は真似しないように!
コンプレッサの振動が配管で吸収できずにコンデンサのガス漏れに至る恐れがあります。
2008/08/09のブログにて耐圧ゴムホースに戻しました。
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