いつかはこうなるだろうと確保しておいた中古のスタータモータに交換を決行。
・・・しかし、これがとんでもない地獄のスパイラルの入り口となった(-.-;。。。
205のスタータモータってのはとにかく外すのが大変。先日、ついで仕事であっさり交換できたレガシィとは大違い。エアフローメータ、スロットルボディ、インテークマニホールド、イグニッションコイル、インジェクション、オイルフィラー、etc...とにかくエンジンルームに見える物の半分ぐらいは外さないとスタータモータにたどり着けない。ホース類も外すことになるため、オイルやらクーラントやらガソリンやらダラダラとお漏らし状態f^_^;。
しかし、ここまでバラしてもさらに、スタータ本体を固定しているボルトを外すにはこれまた狭い空間での作業が待っていた。持ちうるレンチ類をフル参戦させてなんとか取り外しに成功。
ぱっと見同形状だけど、よく見ると細部は違うようだ。もちろん事前に電圧をかけて動作試験済み。Valeoよりドイツっぽい重厚な音がするのは単なる思い込みか(笑)。
とにかく組み付けてエンジンルーム内を元通り復旧していく。バラした時よりは多少慣れたものの、やっぱりかなり手間のかかる作業。
さあ、キーを捻り始動だ!よしよし、ちゃんと動くじゃん。もう一度。OK、OK。しつこく繰り返し始動。
結果はバッチリ、これで完璧に一発始動するようになったぜ!
ところが、そう簡単にコトは運ばなかった。
始動したエンジン音がやけにうるさい。金属が当たっているような激しい音がする。フライホイール内にボルトかワッシャでも落としてしまったかと底部のカバーを開けて覗いてみるも異常はない。少々乱暴だけどしばらく走ってみれば馴染んで収まるのでは?と町内を一周してみたところ、それどころか途中で突然ギャー!というものすごい轟音に変わってしまった(^o^;;。恥ずかしいなぁ、みんなこっちを見てるよ(苦笑)。
とりあえず自宅に戻り、エンジンを停止。再度始動を試みるも今度はスタータモータは全く反応なし。うんともすんとも言わない。ふりだし以前の状態に逆戻りしてしまった。
「またバラすの、めんどくさくてやだなぁ・・・」一人なのに声まで出して愚痴ってしまう始末。
それでも仕方なしに再びエンジンルームをバラバラにしてスタータモータを取り出し分解してみると、なんとモータのステータが完全に焼損してボロボロ、ピニオンギヤはひどい異常摩耗。あの異常音はどうやら始動後にスタータモータのプランジャが完全に戻らず引きずっている音だったようだ。
事前に電気的な動作確認はしたものの機械的な確認をしなかったのが敗因。ValeoだろうとBoschだろうと中古品はしょせん信用できないものだと痛感。