もちろんレガシィはフルタイム4WD。本来ならこんな現象が起こらないようにプロペラシャフトにセンターデフに相当する機構が装備されている。我が家のようなオートマチック車の場合はトランスミッションの後端部分にレオーネ時代からのスバルのお家芸であるMP-T（マルチプレートトランスファー）が組み込まれていて、これが前後輪の回転差を吸収してくれることになっている。おそらく、今回のトラブルはこのMP-Tの作動不良だろう。
ほぼ100％縁の下にもぐっての作業になるから、前輪はスロープに乗せ、後輪はジャッキアップして馬をかけて車体全体をそっくり持ち上げてやる。
引き抜くとこんな感じ。このまま走ればたぶんFF車になる（試してはいない(^_^;）。
このあと、邪魔になる排気管の中間パイプを外しながら並行してATFを抜いておく。
これはミッション側。
デューティソレノイドバルブをコンピュータ制御することで湿式多板クラッチを細かくつないだり切ったりして後輪への動力配分をコントロールしている（んじゃないかと思う(苦笑)）。
ブレーキング現象が起こるっていうことは、決して湿式クラッチが滑ったりしてるってわけじゃないと思うから、今回はデューティソレノイドバルブを集中的にバラしてみた。
バラしたところで何ができるってわけじゃないんだけど、とにかくパーツクリーナできれいに洗浄してやる。
かくして原因はまったく究明できないまま、とりあえず気休めにすべてをきれいに洗浄して元に戻すことにした(^_^;。
結果は上々！こればっかりは「写真を見れば一目瞭然！」みたいな説明ができないのが惜しいけど、低速コーナーリング時のゴロゴロ感はほとんど気にならないぐらいまでに低減。
結局原因はよくわからないままだけど、まあきっとMP-T内部で何か引っかかってたんだろう(^_^;。
あとは後片付け・・・。ATFと泥でグチャグチャの工具を全部掃除して片付けなくちゃなんないと思うと気が重い(苦笑)。
4 件のコメント:
一番乗りでお邪魔します。
作業お疲れ様でした。確かに作業後に油と泥にまみれた道具を片付けるの滅入りますよね。
私は、ついいい加減に片づけを済ませてしまい、次の作業の時に後悔します。
っで、年に１～２度大掃除と言うか大整理をする羽目になります。
ぜんぜん関係ありませんが、私２０５のほかに三菱のランサーを所有しております。新車で購入し現在２７万キロ強走っておりますが、この度３０万キロを目前にお別れすることとなりました。車としてはすこぶる調子がよく、愛着もあるのですが・・・。
会社の先輩からレガシーＢ４を譲っていただくことになりました。（こちらも10万キロ走ってますがワンオーナー。）
なんとまた、おーしまさんのブログを参考にさせていただくことが多くなりそうです。
では、では、片付けがんばってください。
っていうか、もう終わってるかな。。
はじめまして。先月から２０５ＣＴＩ乗りになりまして、おーしまさんのブログを興味深く拝見しております。ＤＩＹは好きなのですが、なかなか手が出せないでいます。
私のＣＴＩも幌が駄目で雨漏りしまくりで、幌交換を本気で考え始めました。
それと、我が家のもう一台も４ＷＤです＾＾
一度ご挨拶したかったもので、取り留めのない内容で失礼しました。
＞きのさん
おおっ、きのさんもレガシィと２台体制ですか(^_^;。10万キロということはBDもしくはBEあたりのモデルでしょうか。
BDだとすると当方のランカスター（BG）と同年代になるので、そろそろセンターデフ（ATだとMP-T）がヤバいかもしれません(苦笑)。
＞えーじろさん
205CTIの世界にようこそ！
幌、、、私も買った当初から破れてましたからねぇ。
幌交換は、ひっぺがす時に構造をよく確かめておけばDIYでもそれほど難しい作業ではありませんでしたよ。丸々１日かかりましたけど、慣れたら半日でもできそうな感じです（慣れたくありませんが(苦笑)）。
その時にちょっぴり高級なモケット地にしたこともあって、今のところ破れるような気配はまったくありません。両側のAピラー上部からは交換前と変わらず雨漏りしますが、これは幌の問題じゃないですし(;_;)。
【後日談】
手を加える前よりはなんとなく良くなったような程度の状態だったMP-T、今回タイヤを新品に交換したらすっかり改善されましたf^_^;。
・・・もしかして、旧タイヤは前輪と後輪で直径がかなり違ってて常時MP-Tに負担がかかってたんじゃないかと思い直し中。通年スタッドレスで走ってたから前輪の摩耗たるやかなりひどかったからねぇ・・・。
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