2009/02/12

お取り寄せ(円高バンザイ編)

インターネットで年に一度のイギリスからの部品のお取り寄せ。「フランス車の部品なのになんでイギリスから?」とよく聞かれるけど、これはイギリスのクルマ文化が影響している。この国では「古いクルマでも整備しながら大事に乗る」というのが当たり前のように定着していて、しかも日本みたいに『メーカー純正部品』にこだわる風潮もないから、メーカーが生産を打ち切ったような部品でも同じような互換品をいろんな町工場が作ってたりする。そんなわけで、需要があるから流通量も多いし、競争があるから値段も安い。

さて、今回の発注。いつもなら手元に届くまでだいたい1週間弱だけど、「いくつかの部品の在庫がない」とやらで1ヶ月半ぐらい待たされた。が、その間にも世界経済はどんどん進む円高ポンド安!為替レートがこんなに気になる生活を送るなんて人生で初めてのことだ(笑)。
注文した部品は締めて13点、総額375.35ポンド。1年前あたりのレートだと1ポンド=220円ぐらいだったから円換算で8万円ちょっとということになる。

発注時(去年の暮れ)にもすでに1ポンド=150円ぐらいに下がっていたから、ただでさえ割安感がものすごくあったけど、それが1ヶ月半待たされている間にもどんどん下がって輸入時のレートはご覧のとおり1ポンド=126.14円に!・・・ってことは、、、な、なんと4万7千円だよ!

もちろん送料もかかるけど、これが航空便でも案外安くてたかだか70ポンド=9千円弱。
これら部品代と送料はクレジットカードから引き落とされる(実際の金額は先方が決済した時点でのレートが適用される)。

送られてきた商品を玄関先で受取る際に運送会社に支払うのがこれ。毎回意味はよくわかってないまま払ってるけど(苦笑)、輸入内国消費税等と立替納税手数料ってヤツで締めて1,800円也。
海外からの個人輸入なんてかえってお金がかかるんじゃないかと思ってる人も多いみたいだけど、ある程度まとめて発注するなら国内で調達するより遥かに安上がり。まして今回の円高ポンド安。
もちろん、先方とのやりとりは英文メールになるんだけど、高校時代の英語の成績が10段階で『3』だった私でも翻訳ソフトを駆使することでけっこう何とかなるから楽しい。
外車を安く維持するコツは『できるだけ自分で直す』『部品はまとめて海外調達する』『中古部品や国産車の部品もうまく流用する』の3点じゃないかと思う。おそらく、ディーラーしか手出しができない最新の電子制御バリバリの国産車なんかを維持するより遥かに安上がりだ。

今回、入荷待ちで最後まで待たされたのがフロントのショックアブソーバ。特にこだわりもないから安い純正互換品・1本56.5ポンド=7,127円ってヤツを発注したんだけど、「なかなか入荷できそうもないのでよろしければ代替品を送ります。その代わり1本50ポンドでいいです」って言うんで了承した。「わけわかんない粗悪品だったらやだなぁ」と不安になりながらも送られてきた段ボール箱を開梱してみれば、な、な、なんと、写真のとおり紛れもないビルシュタイン!!クルマ好きなら誰もが知っている超一流ブランドだ。国内で買ったら黙って1本3万円近くするってば。それがなんと6,300円(笑)。
20本ぐらい買って売りさばいたら儲かるかもしれない・・・けど、205じゃそんなに需要もないわなぁ(苦笑)。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

なんだ、一言言ってくれてれば…
需要はありましたよー。

205@ちば