2008/08/31

車検

早いものでもう車検。マフラーもラジエタもこの日のために慌てて直したのである(^_^;。
向かう先は毎度おなじみの友人が経営する整備工場。本来はジャガー専門なんだけど、まあ同じヨーロッパ車だからいいのだ(笑)。
今回は併せてタイミングベルト、テンショナー、ウォーターポンプの三点セットと、下部エンジンマウント、ミッションマウントの交換も依頼。大将の「儲けどころがないじゃ〜ん」という嘆きを無視して当然部品はすべて持込み(^_^;。もちろん、格安でやってもらうためにはこちらもそれなりに妥協が必要。期限は設けず「急いでないからヒマをみてやってくれればいいよ〜」。

これまで車検のたびに毎回貸してくれてた昭和58年式ポンコツジープは、なんとマニアの元に部品取り用として売れてしまったとのことで、今回代車としてウケ狙いで用意してくれたのがこの軽四輪の保冷車(;^o^;)。今日からアイスクリーム屋ができそうだ(笑)。










数日後、「持ち込んだテンショナが付いているタイプと違ってるよ〜。合わないからテンショナはそのままで組んじゃうよ〜」との電話。あーあ、やっちまった(苦笑)。(←これがその後の大トラブルの原因に・・・)

2008/08/23

ラジエタ交換

真夏の炎天下、昼メシを食い終えて駐車場に戻ると縁の下から緑色のお漏らし。クーラント漏れだ。
原因はわかっている。ついにラジエタのコアがパンクし、数日前から少しずつ滴り落ち始めていたのだ。
しかしながらここから家まではまだ100km以上ある。とりあえず近くの公園の水道からポリタンクに水を拝借して、時々注ぎ足しながら帰宅。
早速修理となるわけだが、エアコンのコンデンサならともかく、ラジエタは走行に必要な重要な部品だけにさすがに中古品は使いたくない。ここは新品を手配。

グリル、アッパーサポートを外し、クーラントを抜いてラジエタにつながっているホース類をすべて取り外す。・・・のだが、左写真のロワーホースには弱った。手が入らない上にホースバンドがネジ締めではなくカシメタイプなのだ。
ホースのストックはあるので、ここは思い切って上からホースバンドにタガネを当ててハンマで叩き切って外した。

なんとか取り外しに成功したラジエタと、ロワーホースから流れ出たクーラント。緑色の液体に何やら茶色い土のような錆のような固形物が多量に混じっている。今回の交換はタイミング的にもよかったのかもしれない。

ホースバンドを叩き切った際に一緒に傷ついてしまったロワーホースも交換しなくてはならない。タイヤハウス内のカバーを外し、エンジン側のホースバンドを外す。ここもカシメタイプのバンドだった。
関係ないが、エアコンベルトがかなりヤバい状態だ(笑)。

古いラジエタからサーモスイッチを外し、新しいラジエタに取付け直す。取付け部にはメクラキャップが付いているのでこれを外してから取付ける。

よく見ると、新しいラジエタの側面には古いヤツにはない謎の取出し口があり、メクラキャップがついている。年式によってはここに何か付くのだろうか?まあちゃんとキャップもしてあることだし、とりあえず無視してそのまま作業を続行するが、、、これがあとで問題に。

新しいラジエタを元通り組付け、クーラントを注入しエンジンを始動。ポタポタポタ・・・ありゃりゃ、漏れてるよ。
調べてみれば先ほどの謎のメクラキャップからの漏れだ。

外した問題のメクラキャップ。パッキンも何も付いてないよ。これじゃあ漏れるわけだ。反対側のサーモスイッチ取付け部にあったメクラキャップにはちゃんとパッキンが入っていたのに、何でこっち側だけケチってるんだろう?

待てよ、、、こっち側もサイズ的にはサーモスイッチと同じ、、、ということは、おそらくこういうことじゃないだろうか。「モデルによってはサーモスイッチがここに付く場合もあって、いずれにしても使わない方の取出し口にはパッキン付きのキャップを付け、パッキン無しのこのキャップは捨てなさい」と。
せっかく取付けたラジエタを再び外し、一度は捨ててしまったパッキン付きの方のメクラキャプをゴミ箱から探し出してきて交換。
結局完全なる二度手間を経て、何事もなかったように漏れもなくラジエタ交換を完了。。。素人修理はこういうところが甘い(苦笑)。

2008/08/09

エアコンガス漏れ(コンデンサ)<対策編>

6月にガス漏れが発覚して交換したエアコンのコンデンサ。なんであんな配管接続部の付け根なんかからガス漏れしたのか。

冷静に考えれば答えは簡単だった。去年やってしまった高圧配管の銅管化だ。
ただでさえコンプレッサの振動がダイレクトに伝わる高圧側配管だからこそ、どのカーエアコンでもここは耐圧ゴムホースを使用して振動吸収させているのだ。それを銅管でガッチリつないでしまってはその逃げ場がなくなり、結果として一番力のかかる接続部の付け根からガス漏れしてしまうのは当然のこと。

エアコン屋がこんなことではイカン!ということで、再びここを耐圧ゴムホースに戻すことにした。もちろん元々付いていたホースは前回破裂してしまったので流用できない。
そこで、ホース屋さんに行って作ってもらったのがこれ。205のエアコン用の接続継手なんておそらく日本の規格外の変なヤツに決まってるだろうから(笑)、ここはエアコン界では一般的なフレア継手を両端に付けてもらった。これなら自前の道具でどうにでもなる。オーダーメイドなのでそれなりに高いのではと心配だったが4千円でお釣りがきた。今後は耐圧ホースが破裂しても安心だ。

前回取付けた銅管を外し、代わりに別に用意したフレアジョイントをロー付け。

これに耐圧ホースをつないで高圧配管アッセンブリの出来上がり。いよいよ組付けだ。

ジョイントだらけでなんだかかなりゴツいけど、一応目論見通り完成。









今回はせっかくガスを入れ直すので、たびたびのガス漏れでおそらくかなり減っているであろう冷凍機油も補充してみた。R134a用でかつR12のレトロフィットにも使えるPOEオイルを選択。

この冷凍機油の補充というのは専用器具がないとなかなか厄介。あいにくそこまでは個人では持ってないので、今回はこんなモノでやってみた。底に穴を開けた冷媒のサービス缶。事前にこの穴から所定の量の冷凍機油を缶の中に入れておき、真空引きした冷媒回路につないでバルブを開けて吸い込ませる。
缶のオイルがすっかり飲まれたところで再びチャージホースをつなぎ替えて本チャンの真空引き。POE油は比較的吸湿性が高いといわれているため、冷媒回路内の乾燥度を少しでも高めるべくここはいつもより長めに実施。
あとはいつも通り冷媒をチャージして完成。
作業終了が涼しい夕方になってしまったため、冷凍機油補充の効果は明日確認してみよう。