そこで、とりあえずECUが悪さをしてないことを確認するために、普段の走行中にECUの主な入出力信号をモニターできるようにオシロスコープを仮設してみた。
オシロスコープといっても、これまでもちょいちょい登場している3,000円ぐらいで手に入るMade in Chinaのオシロスコープキット・DSO Shell。ECUのように低い周波数の信号を観察するにはこれで充分。ただ、入力は1chしかないから切り替えて測定することになる。
今回はECUから次の4つの信号を引き出して、これをロータリスイッチで切り替えるようにしてみた。もっといろんな信号を見られるようにすればいいんだけど、たまたま手元に転がってたロータリースイッチが4接点だったというだけの理由。
1.TDCセンサー入力(47)
2.点火出力(1)
3.インジェクタ出力1(16)
4.インジェクタ出力2(17)
((内)はECUのピン番号)
ECUから分岐して引き出した各信号はエアコン吹出口下に取付けたロータリスイッチを経由してオシロスコープの入力プローブに接続されている。
58パルス毎に発生するTDC位置がはっきり確認できる。
きれいに揃った矩形波になっていることがわかる。このパルスがイグナイタを駆動することでイグニションコイルが高電圧を発生する。
すべてアースを基準に計測してるから、この波形だけはプラスマイナス逆転状態になる。下に伸びてる方がインジェクタ出力。上に伸びてるのはインジェクタコイルの逆起電力によるヒゲ。
で、今日は早速これで150kmばかり走ってみたけど、、、こういう時に限ってエンジン絶好調で、息継ぎなんてまったくしないんだよねぇ。。。急加速するとインジェクタ出力の波形幅が広がるのが確認できたり、アクセルオフすると燃料カットが働いてることがわかったりして、楽しいっちゃ楽しいけどね。
※現在はアンドロイドヘッドユニットを利用した4chオシロスコープに変更。