これまでいちいち記事にしてなかったオイル交換。一応5,000〜10,000kmぐらいのテキトーなスパンでやってたんだけど、実はずっと近所のオートバックスに任せっきりだった。クルマいじりが好きとはいえ、毎度毎度同じ作業の繰り返しともなるとめんどくさくもなる。毎年500円の会費でオイルもエレメントも工賃タダで交換してくれるのは正直ラク。
但しオートバックスでは、205のような変ちくりんなポンコツ輸入車のオイル交換は上抜きでしかやってもらえない。個人的には上抜き下抜きどっちでも大差ないって思ってるからどうでもいいんだけど、もしかしたら『暴走プジョー』事件の時のように知らないうちに何か得体の知れないモノがオイルパンに転がってるかもしれない(苦笑)。たまには下から抜いてやろうと10年ぶりにオイルパンのドレンボルトを外してみることにした。
205のドレンボルトを外すには、これまためんどくさくて8mm角の四角いビットが必要になる。普通のホームセンターあたりではたぶんありましぇん。せめて3/8インチ角にしてくれればいいのに。。。
まあ、トルクがかけやすいとかナメにくいとかっていうプジョーさんなりの言い分があるんだろうけど、オートバックスが下抜きしたがらないのはこんな特殊性もあるからだろう。
オイル抜き作業自体は特にどうということなく完了。残念ながら密かに期待していた得体の知れないモノも出て来なかった。
で、ドレンボルトを復旧するわけだけど、このままこのヘンタイボルトを使うのは面白くない。そもそも出先で急にオイルを抜かなくちゃなんないような事態(・・・そんな事態あるのか(笑)?)が起こったらどうするんだ!
こんなモノ、要は当たり面がきちんと平らになってるM16のボルトであれば何でもいいわけだ。普通のボルトでもいいんだけど、探してみたらあっさり見付かりました、ダイハツ用ドレンボルト。長さが若干短いのとパッキンが銅じゃなくて革っていう違いはあるけど、ネジ山はぴったりM16。
24mmのソケットレンチでギュッと締め込んで完了。
プジョー205CTI。 1983年、ちょうど高校を卒業し運転免許を取った頃にデビューしたフランス車。あの頃、カー雑誌でひと目見て憧れたものの、300万円を超えるクルマなんてモノは夢のまた夢でした。 やがて'90年代半ばにはとうとう生産中止。後継モデルは現代風の角のとれた流麗なデザインになりましたが、あの頃の憧れはそう簡単に捨て去ることはできません。オープンであることを除けば当時のファミリアやカローラIIとたいして変わらない外観なのに、どこか垢抜けてて洒落たイメージに映るのはさすが世界的デザイナー・ピニンファリーナの実力。 そんな20年近く恋焦がれた夢を叶えるべく、2002年、「買い手が付かなければ解体屋送り」と言われた'92年式ポンコツ車を愛人に迎えたおーしまの奮闘記。
2012/03/31
2012/03/25
今回のオートマは当たりだな。
今日は久々にオイルパンを開けてのATF交換を実施。果たして載せ替えを繰り返すこと三代目となる4HP14型オートマチックトランスミッションの現在の健康状態は如何に?
オイルパン。
おおっ、びっくりするくらいキレイだよ!!これまで見てきた4HP14で一番キレイかもしれない(って、4台ぐらいしか見たことないけどさ)。
バルブボディ。
これも問題なし。以前積んでた4HP14のようないかにもヤバそうな真っ黒のATFが垂れてくる気配もまったくない。
さあ、最後は核心となるATFフィルターのチェック。
す、す、すばらしい!!鉄粉も湿式クラッチの屑もほとんど見当たらないぞ!
平成9年というほぼ最終型の4HP14だけにおそらくいろいろ改良されてもいるんだろう。こいつとなら30万km到達も夢じゃないかもしれない。
オイルパン。
おおっ、びっくりするくらいキレイだよ!!これまで見てきた4HP14で一番キレイかもしれない(って、4台ぐらいしか見たことないけどさ)。
バルブボディ。
これも問題なし。以前積んでた4HP14のようないかにもヤバそうな真っ黒のATFが垂れてくる気配もまったくない。
さあ、最後は核心となるATFフィルターのチェック。
す、す、すばらしい!!鉄粉も湿式クラッチの屑もほとんど見当たらないぞ!
平成9年というほぼ最終型の4HP14だけにおそらくいろいろ改良されてもいるんだろう。こいつとなら30万km到達も夢じゃないかもしれない。
2012/03/18
日仏米合作!
以前取付けた米国製クルーズコントローラ。長距離運転がものすごくラクで、今やもう手放せない装備なんだけど、操作スイッチがアメリカンな雑な作りで時々引っかかったりして今ひとつ使いづらい。
試しに、中古のトヨタ純正クルーズコントローラ操作レバーを二束三文で入手してみた。 質感、操作感共にさすがトヨタさん、カチカチと実に心地いい。
分解して構造を調べてみる。
トヨタさんは信号の取出し方こそ違うけど、基本的なスイッチの接点の数は同じだ。であれば電気的には流用できそう。
純正の配線や余計な部品はすべて外して、それぞれの接点から直接リード線を引き出し直した。
ただ、移植するにあたっての問題はレバー先端に付いているオートクルーズON/OFFスイッチ。今、プジョーに付いているオートクルーズユニット本体はそのままではオルタネート式のON/OFFしか受付けない回路になっている。ところがこいつは押した時だけONになるモーメンタリ式のスイッチ。押すたびにON/OFFが切り替わるように途中に保持回路を設けてやらなくちゃなんない。
そしてもうひとつ、トヨタさんのレバーは手前に引くとキャンセルができることになってるけど、既存のオートクルーズユニットはSetとResumeボタンを同時に押すとキャンセルになる仕組みになってる。ここはトヨタさんのレバーの表示通り、手前に引いたらキャンセルできるようぜひともなんとかしたいところ。
うまいことガラクタ箱に転がっている部品だけで作れるようにグリグリと回路を考える。保持回路は手持ちのD型フリップフロップのロジックICを使ってごく基本的なT型フリップフロップ回路を組んでみた。実はICもトランジスタも30年ぐらい前に秋葉原のジャンク街で買ってきたヤツなんだけど(笑)ちゃんと機能するかなぁ。
キャンセル機能は簡単にダイオードOR回路で対応。レバーを引いたらSetとResumeの両方に電圧がかかるようにした。これは特に問題なかろう。
部品をユニバーサル基板上に並べて、できるだけコンパクトに作ってみた。今ひとつ配置のバランスがよくないけど、どうせ見えない場所に押し込んじゃうんだから今回は見た目は問わない(苦笑)。
レバースイッチと繋いで動作試験。うん、30年前の部品は健在だ。設計通り押すたびにリレーのON/OFFが切り替わるぜ。
このあと基板部分を太い熱収縮チューブで包んで保護。さあ、あとはこいつをどうやってクルマに取付けるかだ。
ステアリングコラム周りをバラバラにして取付方法を検討。慣れというのは凄いもんで、今やここまでバラすのに10分もかからない自分が恐い(笑)。
結果としては写真の通り、ワイパーレバーの手前の僅かな空間に取付けてみた。ワイパーレバーの乗っている金属プレートに新たに穴を開け、ネジ山を立てて5mmのネジで固定。実はワイパーレバーに少し干渉しちゃったんだけど、そこはそれ、当たる部分をグラインダで削り落とすという荒ワザで対処。
もちろん、ステアリングコラムのカバーもレバースイッチの位置に合わせてグラインダで切り取った。
レバー操作に支障がないように何度か削り直しを経て、ご覧のとおり完成。オートクルーズON時はメーターパネル内のタコメータ下にある緑のLEDが点灯するようにしてみた。
かくして、フランス製の車に取付けたアメリカ製のクルーズコントローラを日本製のスイッチで操作するというワールドワイドな改造が実現したのであった(笑)。
ちなみに、外したレバースイッチはもちろんレガシィに移植。こっちの方が違和感ない気がする・・・。
試しに、中古のトヨタ純正クルーズコントローラ操作レバーを二束三文で入手してみた。 質感、操作感共にさすがトヨタさん、カチカチと実に心地いい。
分解して構造を調べてみる。
トヨタさんは信号の取出し方こそ違うけど、基本的なスイッチの接点の数は同じだ。であれば電気的には流用できそう。
純正の配線や余計な部品はすべて外して、それぞれの接点から直接リード線を引き出し直した。
ただ、移植するにあたっての問題はレバー先端に付いているオートクルーズON/OFFスイッチ。今、プジョーに付いているオートクルーズユニット本体はそのままではオルタネート式のON/OFFしか受付けない回路になっている。ところがこいつは押した時だけONになるモーメンタリ式のスイッチ。押すたびにON/OFFが切り替わるように途中に保持回路を設けてやらなくちゃなんない。
そしてもうひとつ、トヨタさんのレバーは手前に引くとキャンセルができることになってるけど、既存のオートクルーズユニットはSetとResumeボタンを同時に押すとキャンセルになる仕組みになってる。ここはトヨタさんのレバーの表示通り、手前に引いたらキャンセルできるようぜひともなんとかしたいところ。
キャンセル機能は簡単にダイオードOR回路で対応。レバーを引いたらSetとResumeの両方に電圧がかかるようにした。これは特に問題なかろう。
部品をユニバーサル基板上に並べて、できるだけコンパクトに作ってみた。今ひとつ配置のバランスがよくないけど、どうせ見えない場所に押し込んじゃうんだから今回は見た目は問わない(苦笑)。
レバースイッチと繋いで動作試験。うん、30年前の部品は健在だ。設計通り押すたびにリレーのON/OFFが切り替わるぜ。
このあと基板部分を太い熱収縮チューブで包んで保護。さあ、あとはこいつをどうやってクルマに取付けるかだ。
ステアリングコラム周りをバラバラにして取付方法を検討。慣れというのは凄いもんで、今やここまでバラすのに10分もかからない自分が恐い(笑)。
結果としては写真の通り、ワイパーレバーの手前の僅かな空間に取付けてみた。ワイパーレバーの乗っている金属プレートに新たに穴を開け、ネジ山を立てて5mmのネジで固定。実はワイパーレバーに少し干渉しちゃったんだけど、そこはそれ、当たる部分をグラインダで削り落とすという荒ワザで対処。
もちろん、ステアリングコラムのカバーもレバースイッチの位置に合わせてグラインダで切り取った。
レバー操作に支障がないように何度か削り直しを経て、ご覧のとおり完成。オートクルーズON時はメーターパネル内のタコメータ下にある緑のLEDが点灯するようにしてみた。
かくして、フランス製の車に取付けたアメリカ製のクルーズコントローラを日本製のスイッチで操作するというワールドワイドな改造が実現したのであった(笑)。
ちなみに、外したレバースイッチはもちろんレガシィに移植。こっちの方が違和感ない気がする・・・。
※現在はクルーズコントローラ自体をワイヤー式から電動式に交換したため、レバーも交換。
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